story92【守る為に剣を取る】 ページ8
ユリカside
ギガン船長が海を見つめて、顔を顰める。
ユリカ「どうかしたんですか？」
ギガン「………シケてきたね。
この分じゃ急がないと、あの娘ヤバイねぇ」
それを聞いて、一番最初に動いたのはハク。
ヨナの事となれば、一番最初に動くのは必ずハクだ。
ユン「ちょ、雷獣！俺らも行こう」
そのユンの言葉に、私たちは雲隠れ岬へと向かった。
.
そして、辿り着いた雲隠れ岬。
想像を遥かに越えるその場所は、私の恐怖を煽るには充分すぎるほどだった。
ユン「こんな所に生えてるの？千樹草」
ギガン「言ったろ、絶壁だって」
風は強まり、波は高くなる。
私なら、絶対に足を踏み入れたくない。
ユン「絶壁すぎでしょ！
無茶だよ、海は荒れてるし、ヨナなんか風に飛ばされちゃうよ！」
キジャ「私が降りてお助けする」
先程まで断崖絶壁すぎるこの場所の恐怖にふらついてシンアに支えてもらっていたキジャが、ヨナを助けようと崖に向かう。
ギガン「お待ち。あの娘は私の信頼を得る為にこの仕事を引き受けたんだよ。お前らはあの娘の覚悟を踏みにじる気かい」
キジャ「しかし、何かあったら」
ユン「ヨナは女の子なんだよ！？」
その言葉に、ギガン船長はユンとキジャをギロッと睨んだ。
ギガン「女だって戦わなきゃならない時があるんだ、ナメんじゃないよ。そこの小娘だって闘わなきゃいけないから剣を取ったんだ、そうだろ？」
ユリカ「そう…ですね、守りたくて剣を取った…けど」
だけど、守れなかった。
だから、私は強くなりたくて…強さを求め続けた。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
