story120 ページ36
ユリカside
クムジの船はどんどん沈められていく……私たちが花火をあげた時点で、クムジの負けは9割型決まっていた。
「ジェハ、無事かー！」
「あと、2隻沈めれば俺たちの勝ちだぜ！」
海賊の仲間たちが小船でこちらの船までやって来てそういった。しかし、次の瞬間……隣の船から矢が降ってきて小船は転覆してしまった。
ユリカ「隣の船の傭兵の数……尋常じゃないよね」
私はヨナとユンのもとに飛んでいった矢を斬り裂き、ユンにそういった。
ユン「確かに、尋常じゃない。クムジは商品の近くにいるはずだし………！ってことはあそこにクムジが……！？」
その可能性が高い、そう思った私は…先に隣の船に乗り移ったジェハとシンアの後を追った。
ユリカ「ジェハ、シンア！傭兵の数からして……おそらくこの船にクムジがいる」
ジェハとシンアは頷くと、クムジを探しに走った。
私はヨナとユンのもとに戻り、残った傭兵どもを蹴散らした。
ユリカ「！！」
しばらくして、私は目を見開いた。
何故なら、自ら雇った傭兵や役人たちを捨てて……クムジは小船で逃げ出したのだから。
ユリカ「仲間を捨てるなんてありえない…！」
その時、ジェハがクムジに向かって飛んでいくのが見えた。
ジェハ「部下を見捨て逃げ出すとは美しくないねっ！」
「クムジ様！ヤツが来ますっ！あいつの足からは逃げられません！」
クムジ「天翔る龍と噂される男か。
丁度いい、一度撃ち落としてみたかったのよ」
クムジは弓を構える。
それを見たジェハは暗器を構える。
ユリカ「間に合わないかっ………！！！」
私は船の先に走り、短剣をクムジに向かって投げた。
その短剣はまっすぐにクムジの元まで飛んでいき……クムジの弓を海へと落とした。
ジェハ「！！」
しかし、一歩遅かった。
クムジが放った矢はジェハの肩をかすめる。
一方でジェハの放った暗器はクムジの膝に刺さった。
ジェハ「ぷはっ」
海に落ちてしまったジェハは、なんとか海から顔を出す。
クムジ「海に落ちればもう飛べまい………っ」
余裕そうに笑ったクムジ、しかし、次の瞬間……辺りを見渡し始める。
クムジ「赤い………髪」
クムジは弓を構えるヨナに、目を奪われた。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
