story88 ページ4
ユリカside
ジェハが暗器をこちらに向かって投げる。
太陽の光を反射して煌めくそれを、剣をぐるりと振るうことで撃ち落とした。
ジェハ「暗器を全部……」
ハク「ありゃ、見切ってたな」
ヨナ「え、どうなってるの……？」
ユン「たぶんユリカは…ジェハの投げ方から、軌道とかどうしたら全てを防げるかとか…その全てを見抜いたんだと思う」
ハク「あぁ、それでいてその先まで考えてる。
ほら、見てみろ」
私は素早く地面を蹴り、ジェハとの間合いを詰める。
姿勢を低くし隙を突く。
下から剣を振り上げれば、ジェハは体を捻ってそれを避けた。
キジャ「あの一瞬でそれだけの事を………？」
ユン「ユリカって、あんな事いってるけど天才なんだ。
戦いは好きじゃないって言ってたけど、ユリカは本当に剣の扱いが上手い」
ハク「あぁ、ありゃ並大抵の努力じゃないだろうよ」
飛んでくる暗器を剣で落とし、ジェハの蹴りをかわす。
ぐっと軸足に力を込めれば、私は思いっきり剣を振るう。
もちろんそれも跳んで避けられたが、着地したジェハに今度は蹴りを入れた。
ユリカ「……っ！」
ジェハもまた、同じように蹴りでガードしてくる。
さすが緑龍。古の龍の力を足に宿しているだけはある。
これは私も……負けてられない。
「あの女の子……ジェハと互角にやりあってるぞ」
「しかもジェハの蹴りを受け止めてる」
ジェハ「まさか、僕の蹴りを防げる人がいるとはね……それも女の子」
ユリカ「……言ったじゃない、女だってただ守られるだけの存在じゃないって。こうして剣を取って…戦うこともできるのよ」
ジェハ「それにしたって君は強すぎるよ」
ユリカ「それはどうも」
ぐっと足に力を入れて、いったん後ろに下がる。
そして、再び剣を持ち直した時………
ギガン「そこまでだ、お前の実力は充分わかった」
ギガン船長の勝負終了の合図に、私は剣を下ろす。
少し額に滲んだ汗を手で拭った。
ギガン「まさか、ジェハとやり合うとはね。
聞いてた通りの実力だ、合格だよ」
ユリカ「ありがとうございます、ギガン船長」
ギガン船長のその言葉に、私は胸を撫で下ろした。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
