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ユリカside
店主の見定めが終わり、第一の関門を突破した私たち。
ユン「きゃっ、よろしくお願いしま〜す」
店主が後ろを向いた隙をついて、私たちは小さくガッツポーズをした。
店主は大方、大物だ！とか思ってるんだろうな。
でも…それが私たちの作戦通りなんて、思ってもないはず。
ユリカ「あっさり通れてちょっと安心」
ユン「安心するのはまだ早いよ、ここからが本番なんだから」
私はユンの言葉に頷く。
ヨナも気を引き閉めた様子でいた。
「こちらの部屋でお待ち下さい。
今、亭主をつれてきますから」
これがこの店の手口。
そして、ここが人身売買への入り口となる扉………
私は扉に手をかけ、ゆっくりと扉を開けた。
扉は重い音をたてる……それが、これから起きることを予感させているようだった。
「では、しばらくお待ちを」
私たちが中に入ると、店主は扉を閉めた。
再び扉は重い音をたてる。
ここは……一見、何の変哲もないただの部屋だ。
ヨナの情報によれば、床が開くんだよね。
ユリカ「！」
ふとヨナを見ると、ヨナは震える足を叩いていた。
そりゃ……こんな危険な作戦なんだもんね。
私はヨナに手を伸ばそうとして……引っ込めた。
ユン「ユリカ？」
ユリカ「っ…何でもない」
私は震える拳を背に隠した。
私まで震えていたら、ヨナもユンも怖がってしまう。
戦えるのは私だけ……しっかりしなきゃ。
ユン「ユリカ、言ったでしょ…安心していいよって、負ける戦には出陣しない主義だからって」
ユンは私の手を優しく握ってくれた。
その手の温もりに……ひどく安心した。
ユン「ヨナも、安心していいからね」
ヨナ「ありがとう、ユン」
ユリカ「じゃあ、ユンも安心していいわ。
何あったら私が剣を取るから」
ユン「そんなことには俺がさせない」
そう言って笑いあった瞬間………
「「「！！」」」
私たちの足元の床が開き……私たちは暗闇へと吸い込まれていく。
決戦まであと一日。
暗くて長い夜の始まりだった……
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
