story87 ページ3
ユリカside
ハク「いかがですか？ギガン船長。欲しくなっただろ」
ジェハ「ダメだよ、船長。こいつらの力は規格外だ。
僕が3人いるよーなもんなんだから」
ギガン「………合格｣
ギガン船長のその言葉に、私たちはホッと胸を撫で下ろした。
この3人で不合格なら、もはやこの国に合格できる人はいないってくらい強いから。心配することもないのだけど。
ユン「ま、当然だよね」
ユリカ「そうね、強すぎるもん。あの3人」
ギガン「安心するのは早いよ、小僧共。
お前は何が出来るんだい？」
ギガン船長はユンに目をやる。
どうやら、私たちも何かしらできなければ、船にのせてくれる気はないらしい。
ユン「俺は暴力キライだから闘わないよ。
それ以外ならなんでも出来る。料理、裁縫、狩猟、怪我人の治療、材料があれば爆薬も作れる、あと美少年」
ユンがそういえば、ギガン船長の目は私に向いた。
おそらく、ユンは合格なのだろう。
ギガン「お前は？」
ユリカ「私？」
ギガン「ジェハが言っていたのはお前の事だろう？
闘えるんじゃないのかい？」
ギガン船長にそう言われ、私は背にある剣に手を当てる。
ユリカ「確かに闘えるわ。
けれど…それが船長のお気に召すかは別の話ね」
私の言葉に、ギガン船長は少し考え込むそぶりを見せた。
ギガン「実力を見たいね……ジェハ、相手をしておやり」
ジェハ「え、僕？嫌だよ、女の子と闘うなんて」
ギガン「お前以外、誰が残ってるんだい？
他の小僧共はあいつらに伸されて動けない。いいだろ、何も殺し合うわけじゃないんだ」
ユリカ「そうそう、私は殺す気で挑むけど」
ジェハ「君って子は……」
にこりと笑えば、ジェハは額に手を当てため息をつく。
だってそうでしょう？
緑龍の能力を持つジェハに挑むんだもの、殺す気でいかないと負けるのは私。
何の力もないちっぽけな私が勝つためには…手加減なんてしていられないもの。
ジェハ「僕としては女の子相手に勝負なんて気が進まないんだけどね……」
ユリカ「女だってただ守られるだけの存在じゃないのよ」
ジェハ「それは……」
ジェハの視線がチラリとギガン船長の方へと向く。
ジェハ「よくわかってるけどね」
ユリカ「そういえばそうね」
ギガン船長は色んな意味で強そうに見える。
もしかしたら、この中で一番強いのはギガン船長かもしれない。
ユリカ「それじゃあ、お手合わせ願いましょうか」
剣の切先をジェハへと向ける。
ここでギガン船長に認めてもらえるように頑張らなきゃ。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
