story86【強くあるために】 ページ2
ユリカside
____翌日。
ヨナ「私はヨナ、あなたが船長さん？」
ギガン「……船長、ギガンだよ。話はジェハから聞いているよ、私たちに協力したいんだってねぇ」
ヨナ「ええ」
ヨナは笑ってそう答える。
ジェハに言われた通り、私たちは阿波の海に浮かぶ海賊の船へと足を踏み入れた。
船長ってどんな人かと思っていたけど…凛とした女の人ね。
「(女の子が2人……)」
「(どっちも可愛いな……)」
視線を感じる。
こういう視線には慣れずむず痒い。
一つ息を吐くと、さりげなくヨナの隣に立って、彼女へと向けられるその視線を遮った。
ヨナに色目を使うのは絶対にダメ。
ギガン「何だい、その面は」
ギガン船長はさっそくシンアの面についてふれた。
「(だよね！船長っっ)」
「(気になるよねっ！そこだよねっ)」
ギガン「取りな」
ギガン船長は強引に、シンアの面を取った。
しかし、シンアは即座に顔を手で隠す。
その後も2人の攻防戦は続いたが、シンアは極度の恥ずかしがりやなんだ。といって納得してもらえた。
ギガン「私が一番大事にしてるのはね、信頼だよ。
信用出来ないヤツらに協力なんて誰が頼むかい」
信用が大切なんてごもっとも。
それがなきゃ、この国ではきっと何もできない。
ギガン船長の言葉に、ハクはにっと笑った。
ハク「でも、戦力がいるんだろ？船長」
ギガン「ふっ」
その瞬間、ハク、キジャ、シンアの3人を海賊が武器をもって取り囲む。
どうやら、実力試し……といったところか。
強さを見極め、信用に足る人物かどうか否か……試そうというのだ。
ギガン「こいつら全員ノシたら合格だよ」
「船長こりゃいくらなんでも多勢に無勢っしょ〜」
ハク「そうだな。これはあんまりだ、なぁ」
キジャ「ああ」
「「俺／私一人でも十分殺れる」」
完全に殺る気の3人。
もはや次元が違うんだから、せめて手加減は……しないよね、あの人たちは。
ユリカ「あー……大丈夫かしらね」
ジェハ「誰の心配？ハクたちの？」
ユリカ「そんなわけないじゃない、心配なのはあなたの仲間、海賊たちの方。下手したら生きて帰ってこないわよ」
ジェハ「あー……まぁ、そうだろうね。
僕だってハクの拳をうけたわけだし」
次々と伸されていく海賊たち。
それは見るのも可哀想なほどに、一方的な殲滅。
ユリカ「ま、結果はわかってる…わね」
そう、結果は予想通り。
言わずもがな、ハクたちの圧勝だった。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - アリスさん» はじめまして！そういう風に思ってくれる方がいるとわかると……本当に励みになります！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年9月5日 7時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はじめまして！投稿がはやく、内容が面白い！サイコーです！！これからも頑張ってください！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: f34bad83a4 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 紫狼さん» ありがとうございます！私自身がジェハとシンアが好きなのでその辺の絡みが多くなってます笑 これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月24日 16時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - ジェハと絡む度、ジェハ推しの私の心臓がやばいです、最高です、貴方様のジェハ最高すぎます...！！！ (2018年8月24日 5時) (レス) id: bb6894edb5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 春風さん» はじめまして！コメントありがとうございます！夢主ちゃんが抱えているものもちゃんと考えてます！もう少ししたらだんだんとわかってくると思うので……ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年7月21日 21時
