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ユリカside
ユン「…だいぶ良くなったね」
ユリカ「まだ体は重いけどね…」
ユンが私の頭に巻かれた包帯を一度外し、傷の状態を確認する。
あれから1週間近く経っただろうか……ようやく、私が受けた傷も塞がり始めていた。
痛みも幾分か引いて、少しずつ体調も戻りつつある。
ジェハ「さすが守護龍だね…」
キジャ「うむ、私はまだ傷が塞がらぬ」
緋龍城が遠いからか、傷が塞がるのも体力が回復するのもいつもより時間がかかっている。
早く体力が回復すれば、私の能力で傷の酷いキジャとジェハを治してあげたいのだけど…
ミザリ「もう傷治ったですか？」
そんな声が聞こえて顔を後ろに向けると、ミザリが興味津々な様子で私の方を見ていた。
その手には今日も肉料理があった。
ユリカ「…まだ完全には治ってないけど、でもだいぶ良くなったわ。貴方が持ってきてくれる料理のおかげね、ありがとう」
そう言って笑えばミザリは目を輝かせた。
なんだが純粋な少年のような目をしていて、敵陣にいるというのになんだか微笑ましい気持ちになった。
ミザリ「あなたも龍なんですよね？」
ユリカ「……どうしてそう思ったの？」
ミザリ「だって、ヨタカ先輩から受けた傷がこんな数日で治るなんてあり得ないです。普通じゃないです。
なら、そこの人たちと同じように何か面白い能力持ってるんじゃないです？」
案外鋭いのね、というか私たちのことをよく見てる。
それもひとえに、龍の能力への好奇心かしら。
ユリカ「さて、どうかしら」
ミザリ「能力を見せてください、見たいです」
ユリカ「……そうね、」
ミザリから肉料理を受け取り、少し考える素振りを見せる。
私の龍の能力を見せたとして、その対価は私の場合何なら釣り合うか………
ユリカ「毒、でも持ってきてくれたら考えてあげようかしら」
私は、冗談めかして笑ってみせた。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！どれだけかかっても完結まで持っていきたいと思っていますので、どうぞご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年8月30日 18時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 何年も前にこの小説を読んで、最近ヨナブームが来てて久しぶりに読んでみたら多くの作者の方が途中で終わっているのにこの話だけは進んでて驚きました！！これからも更新とってもとっても応援してます！！頑張ってください！！ (2021年8月29日 22時) (レス) id: 9bcecfe5b2 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 何年も前にこの小説を読んで、最近ヨナブームが来てて久しぶりに読んでみたら多くの作者の方が途中で終わっているのにこの話だけは進んでて驚きました！！これからも更新とってもとっても応援してます！！頑張ってください！！ (2021年8月29日 22時) (レス) id: 9bcecfe5b2 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ポテトさん» お褒めの言葉、ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるようなお話を書いていきますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - いつ見ても、面白い話ばかりですね！まさに才能の塊ですね！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2021年5月4日 21時
