story402 ページ22
ユリカside
タオ「遠慮せず召し上がって下さいな」
スウォンの話が出た途端、その場の空気が重くなった。
それに気を使ったのか…アルギラのにゃんこ達が腹減ったからメシにしねぇ？という言葉でご飯をご馳走してもらえることになった。
目の前には豪華な料理が沢山。
ユリカ「いただきます」
手を合わせて、目の前の料理をいただく。
高華国では見たことのない料理がいっぱいで……不謹慎だけど、ちょっと旅行に来たみたいね。
ハク「姫さん？」
隣に座っていたヨナが、立ち上がったかと思えば、急に座り込む。
それに…少し顔色が悪い。
ヨナ「近寄らないでっ！！」
顔色が悪い事を心配してハクが顔を覗き込むも、ヨナに顔面を叩かれてしまった。
ハク「……近寄ってすみませんでした」
ヨナ「あっ、あっ、違…っ、違うの」
そう言っている間にも、ヨナはどこか痛いのか…きゅっと目をつぶって顔を歪めた。
もしかして………
ユリカ「ヨナ、大丈夫？」
ヨナの背中に手を伸ばして、その背をさすろうとした時………
"がしゃーんっ"
ユン「えっ、ええーっ！」
キジャ「タオ姫！？」
大きな音が響いたかと思えば、タオ姫が料理が乗る皿の下に敷いてあった布を引っ張り、持ち出していく。
もちろん、料理はひっくり返ってしまった。
そして、タオ姫はその布をヨナに被せた。
タオ「ヨナさんはお眠のお時間なのでお休みします！
皆さんはお食事続けて下さい！」
そして、ヨナとタオ姫は走り去っていく。
何とも素早い身のこなし。
………私の出番は、なかったわね。
ユン「お食事続けてったって…なあ…」
そう、料理は無惨にもひっくり返っている。
地面に転がった料理を見ると、もったいない…という悲しい気持ちになってしまう。
まだ食べられるの、どれくらいあるかしら。
キジャ「姫様は大丈夫だろうか…」
ユリカ「ふふ、タオ姫に任せておけば大丈夫よ」
キジャ「そうなのか？」
ユリカ「ええ、そうなの」
ヨナのことが心配だけど、タオ姫がついていれば大丈夫だろう。
ここ最近…忙しかったから。
ゆっくり休めば、きっと良くなるわよね。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！どれだけかかっても完結まで持っていきたいと思っていますので、どうぞご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年8月30日 18時) (
レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 何年も前にこの小説を読んで、最近ヨナブームが来てて久しぶりに読んでみたら多くの作者の方が途中で終わっているのにこの話だけは進んでて驚きました！！これからも更新とってもとっても応援してます！！頑張ってください！！ (2021年8月29日 22時) (レス) id: 9bcecfe5b2 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 何年も前にこの小説を読んで、最近ヨナブームが来てて久しぶりに読んでみたら多くの作者の方が途中で終わっているのにこの話だけは進んでて驚きました！！これからも更新とってもとっても応援してます！！頑張ってください！！ (2021年8月29日 22時) (レス) id: 9bcecfe5b2 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ポテトさん» お褒めの言葉、ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるようなお話を書いていきますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年8月24日 20時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - いつ見ても、面白い話ばかりですね！まさに才能の塊ですね！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 59bc6ae80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2021年5月4日 21時
