story34 ページ35
ユリカside
ユン「あいつら変、絶対変！キジャはこの世のものとは思えないし、雷獣も人間技じゃないよ、あの速さ！ユリカも久しぶりのハズなのに動きに無駄がないし！｣
ヨナ「……。」
ユン「……役に立ちたい？」
ヨナ「ハクがダメって言ったもの、がまん｣
ユン「でもこういうときの為に練習したんでしょ」
ユンが言うことも最もだ。
いくら練習したって…実戦で使えなければ意味がないのだから。そして、ヨナ姫は弓を引き、ユンが教える。
ユン「俺の計算によれば……今のあんたの飛距離ならあそこ、雷獣を後ろから狙ってる奴。もう少し上にむけて………今だ！」
ヨナ姫が放った矢は、見事に山賊の手の甲に当たる。
驚いた山賊は情けない声を漏らして逃げていった。
しかし、その時だった。
ヨナ「うわ…っ……！」
「おとなしくしてな、嬢ちゃんたち。
人質になってもらうぞ」
ユリカ「人質なんて取る前に、周りをよく見なさい」
私は山賊の後ろに立ち、思いっきり山賊を睨み付けた。
そしてにこりと笑い、山賊を蹴り飛ばした。
ユン「ユリカ！」
ユリカ「2人とも、怪我はない？」
ヨナ「……終わったの？」
ユリカ「うん。姫様、さっきの弓…なかなかだったと思うよ」
私がそういうと、ヨナ姫の顔がパァっと明るくなった。
花がほころぶようなって、こんな感じなのかしら。
ヨナ「本当！？やった！ユリカに褒められた！」
キジャ「そなた達、何人倒した？」
ユリカ「そんなの数えながら戦ってないわ」
ハク「あ？覚えてねー」
キジャ「私は28だ」
ハク「じゃ俺40」
キジャに勝とうと、ハクが山賊撃破数を偽っている。
数えて無くとも、それが嘘だということはわかる。
キジャ「嘘をつけ！覚えてないと言ったではないか！
だいたいそんな人数いなかっ……た」
ヨナ「キジャ！？」
キジャはフラつくと、手を押さえてその場に座り込んでしまった。
ヨナ「キジャ、大丈夫！？」
キジャ「………はい、少々暴れすぎました。
もっと洗練された闘いをお見せするはずだったのに」
ハク「いや、俺はいいと思うぜ、白き龍神様のその血腥い闘いっぷり。嬉しいねぇ、城にいた頃は本気で俺について来れるヤツはいなかった、それがここに来て2人も見つかるとはな……一度手合わせ…願……」
言葉の途中で、ハクは顔色を悪くして倒れてしまった。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ムーンさん» ありがとうございます！そんなことないですよ、たまに口調が迷子になって焦ります笑 応援に応えられるように、これからも頑張ります！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 空百合さん» ありがとうございます！期待に応えられるよう、頑張って更新していきます！ (2018年3月23日 13時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - 覗きに来てみました〜！最初のところから始めてるんですね！面白そうなので、チェックしときます！続きも期待してます！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: 3dba0349b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年3月11日 20時
