story33 ページ34
ユリカside
キジャはどんどん山賊を倒していく。
ハク「顔に似合わずエグイねぇ｣
キジャ「まだ…まだ足りぬ。それでハクとやら、姫様のご命令通りそなたも守ろうか？」
ハク「お構いなく、間に合ってるんで！
ユリカは守ってもらったらどうだ？」
ここで「そうね」なんて言ったら、剣を持っている意味がないじゃない。
ハクとキジャの方に顔だけ向けると、私は背中から剣を抜き取った。
ユリカ「殺傷はあんまり好きじゃないのだけれど……一緒に旅するって決めたからには、ある程度はやらせてもらうわ」
私は山賊の間をすり抜けて、何人も斬っていく。
剣をちゃんと使ったのは……久しぶりだな。
ヨナ「ユリカも……強いのね」
ユン「普段のユリカからはわからないかもだけど、ユリカっていろんな武器を使える天才なんだよ。
最近は使ってるとこ見なかったけど」
目の前の山賊を剣で斬り裂き、後ろから襲いかかる山賊は蹴りで彼方まで飛ばす。
ハク「ほぅ、やるじゃねぇか」
「な、何だこいつら！普通じゃねーっ！」
ハク「失敬な、普通じゃねーのはそっちの白蛇だけだろ」
何を思ったか、キジャはハクに攻撃をするが……ハクはそれを軽々と避ける。
ハク「っと、どーこを狙ってますか、白蛇様」
キジャ「もう一度白蛇と呼べば喉を掻き切ると言ったはずだ」
ハクは趣味だから気にすんなというが……
意地悪が趣味って本当に悪趣味ね、良い性格してるわ。
ハク「しかしソレ、ちょっと興奮しすぎじゃねーの？目立ちすぎ」
キジャ「姫をお守りするのが至上の喜び…そなたこそ、その大刀……邪魔だ！｣
ハクとキジャが共に山賊を倒し、背中合わせで山賊と対峙する。
ハク「四龍ってのは一途だねぇ」
キジャ「では、そなたは何の為に姫を守るのだ？」
ハク「……会ったばっかの他人に話すか、バカ」
と、戦いながらも喧嘩を続けるある意味器用な2人。
実は仲良し？喧嘩するほど仲が良いってやつ？なんて思った。
ユリカ「どうでもいいけど……後にできないの？仲が良いのはけっこうだけど」
私は剣を思いっきり振り、山賊を一気に大勢仕留める。
「「仲良くない！」」
見事に声が重なる。
やっぱり、仲が良いんじゃないかしら。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ムーンさん» ありがとうございます！そんなことないですよ、たまに口調が迷子になって焦ります笑 応援に応えられるように、これからも頑張ります！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 空百合さん» ありがとうございます！期待に応えられるよう、頑張って更新していきます！ (2018年3月23日 13時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - 覗きに来てみました〜！最初のところから始めてるんですね！面白そうなので、チェックしときます！続きも期待してます！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: 3dba0349b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年3月11日 20時
