story26 ページ27
ユリカside
ユリカ「ここが……白龍の城」
なぜ私が白龍の城の前にいるかと言うと…数分前。
ユン「白龍、熱があったみたいだから……薬、持っていってあげて。俺は食料、調達してくるから」
と、ユンに薬を渡されて今に至る……というわけだ。
こんなところでも食料の調達を忘れないユン。
もう、さすがとしか言いようがない。
ユリカ「……よし、行こう」
私は意を決して、白龍の城へと足を踏み入れた。
そして、扉…というより壁をノックする。
ユリカ「あの……失礼…します」
白龍「あなた様は…確か、姫と一緒にいた」
ユリカ「初めまして、私はユリカよ。
これからよろしくお願いしますね？」
今度は目を逸らさず、白龍をまっすぐと見据える。
こちらこそ、と返してくれた白龍だが…それ以上の会話はなく、しばらく見つめ合いが続く。
結局、その空気に耐えきれず目を逸らしてしまった。
ユリカ「あの、えーっと、コレ…」
私はユンから受け取った薬を白龍に手渡す。
白龍「コレ…は？」
ユリカ「薬。白龍…熱があったみたいだから……
今はもう、大丈夫そうだけど」
白龍「私の心配を…ありがとうございます」
そういって笑う白龍はやっぱり綺麗だな、と思った。
一つ言うならば、感謝されるべきはユンなのだけど。
そこに……
ハク「失礼…お？ユリカもいたのか」
ユリカ「ハク、私は薬を渡しにきただけよ」
白龍「な、無礼者！白龍の城に無断で上がり込むとは！！」
ユリカ「あ、ごめんなさい、無断で上がり込んで…」
白龍「ユリカ様はいいのです！
私を心配して来てくださったのですから……」
ハク「悪ぃ悪ぃ、」
ハクは適当に謝りながら、壺なり何なりを漁っている。
白龍の城で宝探し？無礼もいいところね。
まさか…緋龍城にいた時にもこんな事してたんじゃ。
白龍「何をしている…！」
ハク「旅に役立ちそうなもの…調達しにきたんだが、何かある？」
白龍は拳をわなわなと震わせるが、やがてお金が入った袋をハクに渡した。
ハク「お、気前いいね！白龍様」
白龍「これを持って里から去れ」
ハク「は？」
白龍「これまでご苦労。これから先、姫とユリカ様は私がお守りするゆえ…帰ってよいぞ」
ハクはあからさまに機嫌を悪くする。
ユリカ「ちょっと…喧嘩はやめてよ」
お願いだから、私を巻き込まないでほしいわね。
思わずため息をついた。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ムーンさん» ありがとうございます！そんなことないですよ、たまに口調が迷子になって焦ります笑 応援に応えられるように、これからも頑張ります！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 空百合さん» ありがとうございます！期待に応えられるよう、頑張って更新していきます！ (2018年3月23日 13時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - 覗きに来てみました〜！最初のところから始めてるんですね！面白そうなので、チェックしときます！続きも期待してます！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: 3dba0349b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年3月11日 20時
