story17【この身を守るために】 ページ18
ユリカside
｢おう、久しぶりだな坊主に姉ちゃん、坊主たちの薬…待ってたぞ」
ユン「おじさん、米ある？」
「あぁ……それにしても、珍しいな。連れがいるなんて……誰だ？そのデカイ兄ちゃん」
おじさんが視線を向けたのは藁笠をかぶり、大きな荷物を持ったハク。
ハク「商売仲間ですよ、ちょいと国境近くまで商売しに」
ユリカ「おじさん、お米ありがとう。いつも助かってるわ」
「なぁに、助かってるのはこっちの方よ。
坊主と姉ちゃんの薬はよく効くからな！」
そして、おじさんと別れた私たちは……山道を歩いていた。
ハク「姫さん、姫さーん、何怒ってるんです？
袋に詰めて担いだ事？袋に入っているのは衣類だと言って、乱暴に扱ったこと？袋に入ってるのを良いことに触りまくった事？」
ヨナ「全部！どうしてくれようこの仕打ち…」
ヨナ姫はかなり怒っている様子で、拳を握りしめていた。
ユン「俺は、おじさんにバレないか心臓バクバク」
ユリカ「本当、よくバレなかったわね」
あの調子なら、バレてもおかしくなかった。
私もユンも、未だに心臓バクバク。
ユン「いーい、あんた達？赤い髪のお姫様！」
ヨナ「……。」
ユン「野獣の元将軍！」
ハク「雷獣だ」
ユン「銀髪の美少女！」
ユリカ「え……」
ユン「そして、天才美少年！
目立つんだから、大人しくしてよね！」
ユンが言いたいことはよくわかる。
これで村の中とかに入ったら……目立ちまくりだろうな。
見た目でももちろん、なんかこう…トラブルとかに巻き込まれそうな気がする。
ユリカ「とりあえず、この辺は火の部族と王都の近く…見つかれば大変なのはわかるでしょ？だから……出来るだけ大人しくしててね」
にこっと微笑んでヨナ姫とハクに警告した。
ヨナ「ユリカ……怖いわ」
ハク「あれはにこっじゃなくてニコォだろ、後ろに黒いものが見えんぞ」
ユン「ユリカはけっこう怖いんだよ、いい？怒らせちゃダメだからね！」
本人の目の前で言うなんて失礼な。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ムーンさん» ありがとうございます！そんなことないですよ、たまに口調が迷子になって焦ります笑 応援に応えられるように、これからも頑張ります！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン - 読ませていただきました！一人一人の口調とか分かってて凄いですね！？私は無理無理w頑張ってください！応援してます (2018年3月27日 13時) (レス) id: 60d35935a5 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 空百合さん» ありがとうございます！期待に応えられるよう、頑張って更新していきます！ (2018年3月23日 13時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
空百合(プロフ) - 覗きに来てみました〜！最初のところから始めてるんですね！面白そうなので、チェックしときます！続きも期待してます！ (2018年3月23日 12時) (レス) id: 3dba0349b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2018年3月11日 20時
