それでも、彼らと居たい ページ8
狐「我は…我は…!」ポロポロ
百「もういい。無理して話すんじゃない」
狐「…それでも、彼らと居たいのじゃ」
霜「狐妖!?…本気?」
百「たとえ、裏切られてもか?」
狐「たとえ、裏切られたとしても。彼らは我を怖がらず、友になり、一晩でも側で笑わしてくれたのじゃ。我は彼らと居たいのじゃ。たとえ、正体が明かされて離れていっても、そんな未来があるとしても。それはそれで、我は良いと思っておるのじゃ。だから、良いじゃろう?」
百「…そのかわり、俺達は側で見てるからな」
霜「覚悟、あるんだね♪」
狐「…良いのか…?」
百「お前がそこまで言うことが珍しい。そこまでの覚悟があるのなら、俺達は応援する」
狐「…応援するのじゃな…フフッ」
百「なぜ笑う?」
狐「お主がそこまで素直なのは珍しいからの。なんだか可笑しくてな…フフッ」
霜「確かにやけに素直だね♪」
百「だ、黙れ。別に変わらないぞ」
狐「フフッ…そうかの」
百「っ…帰る。俺は暇ではない」
霜「あ、じゃあ僕も帰ろっかな♪」
狐「帰るんじゃな。今日はありがとうなのじゃ」
百「じゃあな」
霜「バイバーイ♪」
狐「じゃあの」
トコトコトコ
狐「…結局素直じゃない奴じゃな」
霜「百目鬼、いつまで拗ねてんのさ♪」
百「拗ねてなどいない」
霜「そんなに見抜かれたの恥ずかしかったの♪」
百「…うるさい」
霜「幼馴染みがそんな心配かな♪」
百「……お前も同じだろ」
霜「フフッ…心配だよ。僕は、彼女が」
百「…お前は素直だな」
霜「百目鬼も素直になりなよ♪」
百「断る。あいつも分かるだろ」
霜「信頼が厚いね〜♪」
百「止めろ。…置いてく」
ダッダッダッ
霜「あ、待ってよ〜♪」
ダッダッダッ
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ゆずれもん(プロフ) - 次々とコメントが…!ありがとうございます! 狐「あやか殿、ありがとうなのじゃ」 皆も喜んでます! (2018年11月14日 21時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - この小説面白くて、いつも拝見させて頂いています。これからも頑張ってください!応援してます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 916971c0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
松ミンゴ。(^∀^)♭ - この小説 スキスギィ!! 更新待ってるぜえええええええ! あ、応援して、ます。がんばって下さい。(☆A★)ぱりぴぃぃぃ! (2018年11月13日 20時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!更新の励みになります。これからも頑張ります! (2018年11月4日 7時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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