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「ごめん、俺先帰るね…」
山口は怯えた様子で、僕から離れた。
駆け足で山口は去っていき、その背中は
どんどん小さくなっていく。
さて、一人ぼっちだ。
山口は怯えてしまったけど、僕はそうでもない。
むしろ、捕まえてしまうか。
多分僕らが振り向いたことに気付いて隠れて
いるのだろう。…きっとそうだ。
「何ですか、出てきてくださいよ」
僕は挑発気味に話しかけた。
別に怖かない。
…そんなこと言う割に、僕も結構心臓が
バクバク言っているのだけど。
そして暫く突っ立っていると、またあの気配
を感じ取った。
「な、に…?」
異変を感じ、僕は震えた声を出してしまった。
その言葉を発した境に、僕は身動きが
取れなくなった。
声も出なくなり、身動きも取れない。
肩に何かがのしかかる感じもする。
僕の推測が間違っていないのなら。
「(金縛りか………?)」
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作者名:かよ | 作成日時:2018年2月12日 23時