検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:4,595 hit

11月7日 ページ7

ここ数日の間で、彼の偽名など、諸々が決まっていった


______彼は、きっと私の代わりに組織をつぶしてくれる______



ーーーーーーーー

降谷 side

ーーーーーーーー


今日は11月7日


あいつの命日だ


正直なところ、あいつが死んだという実感はない


まだどこかで女の子でもひっかけているのでは、と思わせるほどには


だが、事実は事実、いくら信じられなくても変わらなくて


僕はそのことばかり考えて、仕事、という気分じゃない


私情で簡単に休める仕事ではないことは百も承知なので、仕方なくデスクに向かってパソコンをうつ



『……ねえ、この資料、作ったの誰?』


部下1「……俺ですけど。」


『ここ、もう少しわかりやすくして。後が大変だから。あと、ねえ。』


相変わらずの辛辣さ


『……ねえってば!』


僕ではない誰かの事だと思ったので無視していた


降谷「はい。何でしょう?というか、名前で呼んでください」


一度も名前で呼ばれた覚えがないので申し出てみる


『…来て。』


僕の言葉などガン無視


最初はむっとしたが、受け入れてしまえば気にならないものだ


Aさんについて行った場所は仮眠室だ


?なんだ?


『……寝て。』


降谷「………は?!………えっと、どういう?」


突然の申し出


どういう事だ


Aさんは僕の考えていることを察したように眉をひそめる


僕はこの表情以外を見ることはないのだろうか


『……馬鹿なの?部下に手を出すわけないでしょう。早く寝て休んで。仕事に身が入ってないのはただ邪魔なだけだから。』


ああ、なるほど


僕が仕事が身に入っていないことに気が付いていたようだ


ただ、仕事に身が入らない理由は寝不足ではない


降谷「すみません。だいじょうぶです。戻りましょう。」


くるっと向きを変えたと思ったら途端に体が宙に浮き、驚いているうちに僕はベットの上にいた


Aさんが無理やり僕をベットの上に投げたらしい


『……寝てないのはバレバレだから。そこに栄養ドリンクとサンドイッチあるから。』


降谷「いえ、ですから、確かに寝てないですけど、大丈夫ですから」


反抗し続ける僕にAさんはため息をつき、そばにあった椅子を僕の寝ているベットの横につけ、そこに座った


『……じゃあ、何?話してよ。』


降谷「………え?」


『……今日、11月7日に何かあったんでしょう?』


降谷「え?」


自分でも目を見開いたのが分かった

萩原→←風見裕也 (漢字違ったらごめんなさい!)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年6月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。