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まず、諸岡さんは有里さんとすれ違ってはいたけど、一瞬で毒を入れるということをあの人にできるとは思えない
組織の人間じゃないんだし
でも、有里さんが倒れたときにちゃん付けじゃなくなってたのは気になるな
普段から名前で呼んでなきゃ普通はちゃんのまま呼ぶよね
それともよほど焦ってた？
なんで？お気に入りってだけで思わずちゃん付けを外すほど焦る？
あっちの情報が聞こえればいいんだけど…
ピリリリ
？知らない番号…
『すみません、電話、出ていいですよね？』
携帯画面に出た非通知を高木さん？に見せながら言う
高木「ええ。結構ですよ。でも店からは出ないでくださいね」
はいはい
『はい…』
ん？誰？
(注)≪は電話です
バニー≪…ゃんに用があるって二人でお店の裏に…≫
これは向こうの会話？！
思わず零の方を見るとウインクしてくれた
その手にはスマホ
なるほど、私とつながってない方の携帯で私に電話をかけたわけね
もしつながっている方でかけたら店内でわざわざかけてることがばれて怪しまれるから
すごいな…でもラッキー
私はなるべく音が漏れないように店の隅っこへ移動し、スマホに耳を澄ました
バニー２≪最初は有里ちゃんも笑いながら話をしてたんですけど…執事さんが封筒を出したとたんに険悪になっちゃって…≫
封筒？なんの？
安室≪封筒？≫
目暮≪何の封筒かね？≫
おっ、ナイスお二人さん
バニー２≪さ、さぁ…≫
小五郎≪そりゃー手切れ金ですな…「旦那様と別れてくれ」的な…んで彼女は「こんなはした金受け取れるかー」って突っ返した…≫
安室≪じゃあやはり彼女は諸岡さんの愛人で結婚を迫っていたと？≫
コナン≪でもさー、そんな人のいる店にお酒飲みに来るかなあ？≫
小五郎≪だったら、逆にその金で妻に先立たれて寂しい旦那様の愛人になってくれと頼みに来たとか？≫
安室≪それで断られた腹いせに毒を？≫
コナン≪さすがにそれはないんじゃ…≫
ゴッ！
鈍い音が聞こえそちらを見るとどうやら毛利さんに殴られたらしい新一君が
あーあー、かわいそう
小五郎≪ガキが大人の会話にちゃっかり入ってんじゃねーよ！！≫
目暮≪諸岡さんはいつ頃からお店に来るように？≫
バニー≪半年くらい前からです…≫
奥さんがなくなったころと同じ…
目暮≪しかし、愛人を作るようなタイプには見えないが…≫
小五郎≪いやいや、かなりの女好きでしたよ…≫
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小恋 - とてもおもしろいです！続き楽しみに待ってます！ (2020年7月19日 14時) (
レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり☆ | 作成日時：2020年5月22日 22時
