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俺が目を覚ましてから2日たった
普段はあまり寝ないので寝ようと思ってもなかなか寝付けない
仕事も風見に取り上げられてしまったし、ここで何してろっていうんだ
暇だ…気がかりなのはAと…赤井
あいつのことだ、無事に退院でもしたんだろう
何をしよう…
ボーっと考えているとドアの開く音がした
赤井「やぁ、元気か」
少しでもAが起きたのかと期待した自分に呆れる
降谷「はぁ…何の用だ、赤井」
赤井は腕の傷は治ったようで足にギプスをして松葉杖で入ってくる
赤井「用なんかないさ。降谷君が暇をしているだろうと思ってな、話でもしようと思ったんだ」
かなりむかつくが当てはまっている
実際さっきまで暇だったのだ
降谷「お前との話題なんてない。アメリカに帰れ。」
赤井「あるだろう?共通の話題なら」
?こいつとの共通?
そんなのあってたまるか…
あ
俺の中で一つだけ思い当たる話題があった
降谷「Aの何を話すんだ…」
赤井「そうだな…初めて会った時の話でもするか?俺が初めて会ったのは10年前だな」
勝った…何考えてるんだ、俺は
降谷「何年前だったかな…17年位前か?」
赤井「ほぉー、降谷君はずいぶんと前からAと知り合いなんだな。」
降谷「10年前にアメリカであったのか?」
赤井「いや、日本だ。」
そこから10年前にAと会った事件、それとそこで初めて新一君と出会ったといっていた
降谷「フッ、Aらしいな。俺の時は、たしか公園でいじめられていた時だったかな。助けてもらったんだ」
17年前、俺は毎度のことながら髪色でいじめられていた
喧嘩していたところに乱入してきたんだったよな
最初はなんだこいつって思ってたけど、そのあとヒロとも仲良くなっていったし心を許したんだ
だが突然いなくなって、なんだあいつって思ったけど忘れられなかったんだ
最初は3歳下の奴だったから妹がいなくなって悲しかったのかと思ったがヒロが「好きなのか」っていうから、意識し始めたんだよな
赤井「ほぉー、降谷君は自分の恋心に鈍いんだな」
降谷「うるさい、赤井。じゃあ、お前はどうなんだ。人に恋心どうとか言っといて何もなかったら意味がないぞ。」
赤井「俺の話か?君が知っている人物…ジョディと明美か?」
降谷「ちょっと待て、明美?」
赤井の口から出てきた言葉につい話を止めてしまった
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小恋 - とてもおもしろいです!続き楽しみに待ってます! (2020年7月19日 14時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月22日 22時