公安と同居？！３【安室透／降谷零】 (ページ45)

今日:16 hit、昨日:8 hit、合計:58,421 hit

１４２ページ45

赤井「待て、坊や。」

その言葉でハッとする

よく見てみるとAさんは下腹部を撃たれていて、中には男が一人と老人が一人

赤井さんの指示ですぐにFBIの人たちに捕らえられていく

という事は………こいつらが残りのボスとラム

コナン「赤井さん、ベルモットは？」

赤井「さっきインカムで降谷君が捕まえたとの情報を得た。ついでに母さんもAが合流した後に公安の奴らと合流した」

コナン「じゃあ……！」

赤井「ああ、組織は壊滅だ…よくやったな、坊や…だが、Aと降谷君たちを救わないと…すべて終わりとはっ………ぐっ…」

コナン「赤井さん？！」

Aさんを運ぼうとしゃがみかけたところ顔を歪めて片膝をつく

赤井さんは右足首と右腕を抑えていた

コナン「赤井さん、怪我してるの？！見せて！」

医療技術はなくとも少しくらいなら知識ならそこそこある

俺は急いで、赤井さんのズボンのすそをめくる

赤井さんの足首は赤く、というよりかは赤黒くなっていた

コナン「なんでこんな状態で走ってきたの？！」

こんな状態、走るどころか歩くのさえかなりの負担だろう

赤井「それは俺ではなくAに言うべきだ。細かくは分からないが恐らく今からずいぶん前…志保を預けた直後にでも食らったんだろう…この道が暗くて見えないが血が所々に垂れていた」

コナン「そんな…じゃあ、今すぐにでも病院に運ばないと…」

Aさんは…

赤井「だから、Aを早く運ばないと」

腕を抑えながらもなお立ち上がろうとする赤井さん

コナン「やめて赤井さん！！だめだよ。ここで立ったら、赤井さんの傷はもっとひどくなる！！」

赤井「俺よりもAを…Aは今すぐにでも手当てをしないと…死ぬ…っ」

俺は赤井さんもAさんも救いたい

ただこの体では…

コナン「くそっ…くそっ…！」

何か、何か方法はないのか

風見「赤井捜査官！！」

はっ………

コナン「風見刑事！！」

俺の中に一筋の光が差した

風見「これは…ボスは捕まったのにお二人と美織さんが戻ってこないから様子を見て見に来てみれば…何があったんです？」

コナン「その話はあとでいいから！今すぐここに他の捜査官を呼んでストレッチャーを！！風見刑事はなるべく揺らさないようにAさんを救急車まで！！急いで！！」

風見「あ、ああ」

俺はもう敬語なんて気にしていられない程に焦っていた