120 ページ23
大事な人を失った悲しみはやっぱり簡単には…
灰原「………でも、あなたは暗闇に引き込まれそうになっていたお姉ちゃんを唯一救ってくれた人…お姉ちゃんが唯一愛した人…私があなたを恨み続けたら…お姉ちゃんは悲しむ。だから、私は………あなたを許します」
その場にいた人たちは全員はじかれたように志保ちゃんを見た
すごい
『強いね、志保ちゃん………』
志保ちゃんは、姉が唯一愛した人だから、といって秀一を許した
灰原「………強くなんかないわ…ただ、お姉ちゃんが悲しむのは嫌だから…」
『ううん、それでも、志保ちゃんは強いよ…ほんとに』
私は志保ちゃんに思わず抱き着いてしまった
彼女は本当に18歳なんだろうか
本当に、本当に強い
灰原「Aさん…痛い…」
『あっ、ごめん!』
灰原「フッ、フフフフ」
『フフフッ、ハハハハハ』
私たちの笑いは伝染していって、その場にいた全員が笑顔になった
降谷「あっ、A、俺ポアロでシフトが入ってるんだった。」
『いいよ。行ってきても。とりあえず、話したいことは話し終わったから。詳しいことが決まったら、また伝えるし。』
降谷「わかった。じゃあ、有希子さん、優作さん、ありがとうございました。」
有希子「いいえ〜、まさか秀ちゃんを狙っている子がこんなにも可愛いなんて知らなかったから、私も楽しませてもらったわ!」
有希子さん、それだと語弊が…
灰原「それで、工藤君。わざわざ私に赤井さんと再会させてまで話したかったことって何?」
コナン「あ、ああ。そうだな。さっき、灰原がまだ来ていないとき、公安とFBI、CIAにМI6で手を組もうって話になったんだ。」
灰原「あなたってよく考えると、恐ろしい人たちを味方につけてるわよね。工藤君。」
『確かにね。』
灰原「でも、МI6ってだれなの?赤井さんはFBIでしょう?公安はAさん、CIAは前に話してた水無ってアナウンサーだとして、あなたまさか、МI6に知り合いがいるの?!」
コナン「俺じゃねぇよ。赤井さんのお母さんが、МI6らしい…」
灰原「そう。たいそうな家族ね。あなた身内に何人スパイがいるのよ」
赤井「そうだな…父さんと母さんがМI6。秀吉はスパイでも何でもないがかなり頭の切れるやつで、妹の真純は探偵をやっている」
灰原「ちょっと待って。秀吉って…あの羽田名人?!それに真純って…確かあの女子高生探偵の…」
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小恋 - とてもおもしろいです!続き楽しみに待ってます! (2020年7月19日 14時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月22日 22時