公安と同居？！ ２【安室透／降谷零】

５７ ページ9

『この近辺の時計を扱ってる店で、強盗事件なんてありませんでした？』


刑事「え？た、確かに、一キロ先の時計店に二人組の強盗が入ったという通報があったが…まだネットのニュースにもなってない事件を何であんたが？！」



赤井「沈んだ車の後部座席にこのバッグがあって…その中に値札が付いたままのブランド物の腕時計がぎっしり詰められていたんでね…」



刑事「だが、問屋さんが商品を見せに運ぶ途中だったとも考えられるだろ？」



あー、もう、このおっさん、ちゃんと見ろよ



赤井「だとしたら傷がつかないようにビニール袋か箱に入れるはず…こんな無造作にバッグに詰めるのは…奪って逃げる子に頭が一杯だった強盗ぐらいですよ…」



それでも丁寧に教える秀一さん



これは、私が短気なだけなのか？？


『それで？その二人組の強盗の顔は目撃されていないんですか？』



刑事「ああ。二人とも目出し帽をかぶっていたんでね…声で一人は男だと分かっているがもう一人は男か女かもわかっていないよ…」



赤井／貴女「『なるほど…』」



新一「ピエロのお兄さんたち！」


だからピエロじゃないってｗ



新一「連れてきたよ！車が海に落ちた後、買い物したお客さん！」



そのあと三人の話を聞く


まず一人目が福水繁克さん


彼女と海に来たがいろいろあってゴムボートから海に落とされ濡れた服のかわりに、海パンとＴシャツを買った


二人目が北森靖絵さん


一人で海に来て男漁り。ビーサンの鼻緒が運悪く切れ新しいのを買った、と


元気だわ、このお姉さん


最後に三人目が大網頼哉さん


この人はナンパ目的の人で、シャワー中に置き引きに会い仕方なくアロハシャツを買ったと


この人だけはナンパの小道具で腕時計を二つ付けてる


何がかっこいいんだかね



ん？時計っていえば、あの人…


フッ、そういうこと…



あとは確認っと



私はその三人周りをぐるっと見て回った


やっぱりね


赤井／貴女「『犯人は、ビーチサンダルを買ったといっている…北森靖絵さん…海に落ちた車に乗っていたのはあんた／あなたですよね？』」



北森「ちょ、ちょっと待ってよ！なんでビーサン買っただけでそうなっちゃうわけ？私のこの格好見てみなさいよ！どっからどーみても、海水浴客でしょうが！」



赤井「確かにそうだ…あんたのつけているソレが…本当に水着ならね…」



キリ悪くて済みません！次行きます！

５８→←５６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す