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テロ犯2〈ずいぶん腕の立つようだなぁ。だが残念だったな〉
そのとき向こうからFBIらしき人影が
ナイスタイミング
《あら、残念なのはどっちかしら?》
FBI〈動くな!FBIだ!〉
テロ犯2〈ちっ!動くな!動くとこの女を撃つぞ!〉
そう言ってなお私の首に手をまわし拳銃をこめかみにあてる
懲りないねぇ
でも、さっきの様子からしてもう犯人はいないみたい
てことは私がこの男をどうにかすれば済む話だけど…
さっきから首に腕をまかれているせいで意識が朦朧とし始めた
この状態でこのあんな大柄な男を投げ飛ばすなんて無理だ
誰か、早く助けて…
パンっ!
乾いた音とともに男のうめき声
な、にが…
あったの…それは声にならずに私は意識を手放した
・
・
次に目を覚ましたのはもう夕方だった
ジョ「Aさん!大丈夫?」
『あ…ジョディさん?』
ジョ「そう!よかったわ…にしても貴女無茶しすぎよ!もう少しで撃たれるところだったのよ?!」
『あの…男の子は…?』
赤井「先ほど両親が見つかりお礼を言われたよ。」
『そう…よかった…』
私はあとで検査をして異常がなかったので、念のため明日は休みで明後日から本部へ来いとのことだった
せっかくのお暇なんだからどこか行こうかな
どこにしよう
別にアメリカが初めてってわけじゃないし
で、私のアメリカに来て怒涛の一日目が終わった
・
・
・
あれから約一週間
今は秀一さんにめちゃくちゃしごかれています
赤井「そこの姿勢がなってない。もっとこうだ」
『ハイハイ(もう!なんで私がライフルなんて使わなきゃならないの!)』
出勤初日にライフル射撃場に連れていかれ、「撃ってみろ」といわれた
もちろん、拳銃なら撃てるけど、ライフルなんて触ったことがないので一から教え込まれた
私の得意分野はコンピューターだってのに
だが、それも3日経てば何を言っても無駄だということもわかったので今は内心文句を言いながらも大人しくライフルを構えている
あれから半年、私はすでにFBI内で1、2を争う腕になった
秀一と、ジョディとも仲良くなり、よく飲みに行ってる
今日も飲みに行く予定だ
《ジョディ!》
基本ここではいつも英語で話している
ジョ〈あら、A!待たせたわね!シュウがなかなか来てくれなくって!〉
《相変わらずね。マスターはいつもの席空いてるって。早くいきましょう》
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りおん(プロフ) - めっちゃ面白い (2021年4月20日 21時) (レス) id: f9f42db2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月5日 12時