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バァン!
けたたましい音とともに聞こえたのはキールのうめき声
バ「『キール!!』」
ジン「ほら、どうしたキール、続けろよ。手錠を外してぇんだろ。」
『まだ容疑者の段階で仲間を!』
ジン「仲間かどうかを断ずるのはお前らではない。最後に一分だけ猶予をやる。先に相手を売ったやつにだけ拝ませてやるよ…ネズミのくたばるさまをなぁ…ウォッカ、カウントしろ」
キ「そんな脅しに乗るもんですか!」
バ「もし彼女たちをノックと言ったら自分をノックと認めたことになる。そんなやつをあんたが見逃すはずがない」
ジン「そいつはどうかな…俺は意外と優しんだぜ、キール…」
そう言いながらウォッカはなおカウントを続ける
ジン「仲良く互いをかばいあっているというわけか」
『かばうも何も、私はノックじゃないんだから彼らがノックかなんて知らないわよ!』
キ「私だって!でもこれだけは言える!私はノックじゃない!」
バ「それはこっちのセリフだ!」
ジン「さあ、ネズミはどいつだ…」
べ「ジン、まさか本気で…」
この人は最初から本気でしょうよ!
ジン「先になくのはどいつだ」
いよいよウォッカのカウントの10秒を切り始めた
ジン「バーボンか、キールか、それともシャトーか」
ジン「まずは貴様だ…バーボン!」
やめて!
そう思ったとたんライトが落ち、私たちを照らしていたライトが取れあたりは真っ暗に
今だ!私は急いでやりかけの手錠を外し、隅へ駆け込んだ
べ「バ、バーボンとシャトーがいない!逃げたわ」
ウ「くそっ、どうやって」
バン!
大きな音とともにドアが開きあたりに光が
ここなら彼らに見つからない
バーボンは?彼が外に出た音だったの?
ジン「クッ、追え!悪いなキール。ネズミの死骸を見せられなくて。だが、寂しがることはない時期にバーボンとシャトーもお前の元へ送ってやる。あばよキール」
キール!!
べ「ジン待って!撃ってはダメ、ラムからの命令よ…」
ラムから?何があったんだ?
べ「キュラソーからメールが届いたそうよ。3人は関係なかったと。」
ジン「記憶が戻ったのか?」
キ「どうやらこれで私たちへの疑いは晴れたようね。さっさとこの手錠を外してもらおうかしら。」
べ「駄目よ。ラムからの命令には続きが。届いたメールが本当にキュラソーから送られたものか確かめる必要があると…警察病院からの奪還となるとかなり厄介になりそうだけど」
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りおん(プロフ) - めっちゃ面白い (2021年4月20日 21時) (レス) id: f9f42db2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月5日 12時