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べ「まあいいわ…立話もなんだし、場所を変えましょ」
そう言ってスカーフに隠していた拳銃を少しだけ見せる
!!
バ「それが組織の命令だというのなら仕方ありませんね」
いや、強気すぎないか??
それから謎の倉庫に連れられ、私とれ…バーボン、それにキールは手錠で一つの柱に拘束されている
私は恐怖で足がすくみそうになる
今までもこういう場面は少なくなかった
でも、今回は別だ
今までよりもかなりやばい
バ「我々にNOCの疑いがかかっているようですね。」
ジン「キュラソーからのメールにお前たちの名前が入っていたそうだ」
そりゃそうでしょうよ
NOCだし
バ「キュラソー?ラムの腹心か」
キ「ええ、情報収集のスペシャリストよ。」
ふーん
まだ組織に入りたて、と言ってもかなり古参感あるんだけどの私にとって少しでも奴らの情報が多いのは助かる
べ「知っているようね」
バ「外見の特徴は左右で目の色が違うオッドアイ」
キ「組織じゃ有名な話よ。」
ウ「昔のよしみだ。素直に吐けば苦しまずに逝かせてやるよ」
『フッ冗談じゃないわ。私たちを暗殺せずに拉致したのはそのキュラソーからの情報が完璧ではなかったからじゃないの?』
どうやら図星のようでウォッカは歯を食いしばる
ジン「フッ、さすがだな、シャトー。」
べ「NOCリストを盗んだまではよかったけど警察に見つかり、逃げる途中で事故を起こした」
ウ「挙句、記憶喪失ときたもんだ」
キ「じゃあ、キュラソーを奪還してNOCリストを手に入れるべきじゃないの?ジン!我々が本当にNOCか、それを確認してからでも遅くはないはずよ!」
ジン「確かにな…だが…」
そう言って左手を内ポケットに入れ立ち上がり私たちに拳銃を向けてくる
べ「ジン!」
ウ「兄貴!」
ジン「疑わしきは罰する、それが俺のやり方だ」
おー、とても怖いやり方ですこと
さっきから黙っている私は何をしているかというと、バーボンの陰で手錠を外そうと懸命になっております
なるべく音をたてないように
ジン「さあ…裏切り者の裁きの時間だ!」
そう言ってたばこを吐き捨て踏みつける
あれで唾液採取できないかな
無理か…用心深いジンの事だ、きっと後で採取しても何も出てこないのがオチだろう
さっきからまともに頭が回っているように見えるかもしれないが実は全く回っていない
バーボンとキールの二人が生きる方法さえも見つかっていないのだ
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りおん(プロフ) - めっちゃ面白い (2021年4月20日 21時) (レス) id: f9f42db2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月5日 12時