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80 純黒スタート! ページ32

秀一にヒロ君の死の真相を直接確かめに行ってから約2か月がたった


私は徐々に組織に溶け込んでいくことができ今はそこそこの位置にいると思う


仕事もしっかりこなしてるし、零との恋仲に異常はない


でも、最近時々ヒロくんの事を思い出して秀一はやっぱり優しい人だと再認識することが増えた



自分が恨まれても、憎まれても零を思ってあえて悪役に回ってる


私には、この2人の中にある因縁を取り除くことはできない


でも、せめてこの2人が少しでもいい方向に行くようにしたい



今の私の目標だ



難しいかもしれないけどヒロくんも今の状態を望んでいるとは思えないから


そんなことを考えながら、警察庁の前でバイクに寄りかかり残りわずかとなったコーヒーを一気に飲む


帰ろう、と思いバイクにまたがった時


バリン!!


警察庁のビルの方から何かが割れる音がした後草木の揺れる音


そしてRX-7が猛スピードで走りだしているのを見かけた


零の車…!


!!あれは、マスタング!


零のRX-7の後を追う赤いマスタング


何かあったな


私は急いでバイクのエンジンをふかし二台の車を追う


そしたら目の前で二台がぶつかり合う


は?いや、うん、しょうがないのかな…


でも、今追う相手は向こうの猛スピード出してる黒い車じゃないんかい!


内心文句を言いながらも目の前でものすごいカーチェイスを繰り出す三台


いや、本当に一体どこでそんな技術習うのよ



そしたら突然空から車が降ってくるもんだから急いでハンドルを切った


今の人たち大丈夫かな


少々後ろを気にするも、今はきっと大変なことが起きたのであろう車めがけてバイクを再度吹かす


キキーッ!


ブレーキ音の後まさか(恐らく)秀一が乗っているマスタングが止まったのだ


え?!うそ?!


私は驚きながらもバイクのハンドルの向きを変えバイクを道路の端に止めておく



赤井「やはり、Aだったか…」


『ええ。そうよ。でもなんで急に止めたのよ、零に任せるってこと?』


車からライフルを出しながら、目線を車のカーナビ部分に移す


銃刀法違反なんだが…


と思いつつも秀一の目線を追いカーナビの表示を見ると


【この先渋滞】


なるほどね


今零が追ってる誰かさんがその渋滞に差し掛かったら逆走してくると踏んだのか



で、ライフルを構え待っていると


『追ってるのが誰だか知らないけど、殺さないでね。』


噓だ


大体見当はついている

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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りおん(プロフ) - めっちゃ面白い (2021年4月20日 21時) (レス) id: f9f42db2cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月5日 12時

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