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え、待って待って…
私の父が、組織に手を貸したって言うの??
『でも、零顔バレは?』
降谷「それは問題ない。なんせ、大きなクライアントだったからな、何があるか分からないからベルモットに変装させてもらってたんだ」
へー、危なかったね
新一「で、組織からの命令は?連絡があったってことは何かあったんでしょう?」
降谷「…美織雅和の死亡確認だ…」
零が辛そうに顔を歪めてる
『うわーお、たいそうなこと頼まれましたね』
新一「Aさん分かってますか?!自分のお父さんでしょう?!」
確かにそうだね…
あれ、私なんでこんなに冷静なんだろう…
私は自分が冷静な理由を頭の中で探した
・
・
ああ、そうだ
思い出した
『私ね、美織雅和の子じゃないの』
降谷/新一「は?どう言うことですか?/だ?」
『私の本当のお父さんは…
…殺された』
新一くんと零はこれでもかと言うほどに驚いた顔でこっちを見る
私は表情ひとつ変えずに淡々と話し出す
『私の本当のお父さんね、銀行員だった。若いのに同世代の中でもずば抜けて成績が良かった…でもね、強盗殺人にあったの、ほら、現金2000万を強奪し店員全員銃殺っていう事件、17年も前だから、新一くんは知らないかな?そこでお父さんは殺された』
思い出すと、今でもきりきり胸が痛くなる
『そしたら、もう嫌だって言ってお母さんがアメリカに行こうってなった。私は反対も賛成もできなかった…で、12になった時にね、お父さんからの手紙を見つけたの。初めてだった、私がそこで涙を流したのは。それで、私みたいな子を出さないようにって決意して警察になろうって思った。でね、ずっとお母さんにせがんでた日本に戻ろうって…お母さんはずっと反対だった。でも、その時すでに夫であった雅和がいいじゃないかって言ったから私だけ18の時に日本に返された。なんて薄情なやつなのかって思っちゃった。でも、私は頑張って警察になった。その途端に日本に帰ってきて、いつの間に仲良くなった鈴木家と神月家と知り合った…みんながみんな、憎たらしかった。お母さんに愛されて、お父さんに愛されて…私は、確かに虐待とかは全くなかった…でも、愛されてもいなかった!雅和にだって、1度も名前をよばれなかった!』
私は今までの嫌悪感を全てを吐き出してしまった
瞬間、零が私を抱きしめる
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shibuyu(プロフ) - こんにちはさん» ごめんなさい!それ私も気付いてたんですけど今更直すと色々あるかなって思って直してないんです!でもご指摘ありがとうございます!次にこの単語を出すときは注意しますね!これからも作品をよろしくお願いします! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
こんにちは - お話面白かったです!1つ気になったことは降谷さんは『警視庁公安部ゼロ』じゃなくて『警察庁警備局警備企画課のゼロ』ってところですかね...警視庁にはゼロはありませんからwまぁ細かいですしあまり気にしないでください。これからも更新頑張ってください。 (2020年3月29日 21時) (レス) id: 0542b8d48a (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 千斗さん» 今気づいた…直しときます! (2019年12月24日 17時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
千斗(プロフ) - 34の次が37……? (2019年12月22日 22時) (レス) id: d7da2dbe0d (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 千斗さん» すみません!気づきませんでした!あ、作者です!本当にありがとうございます!直しときます! (2019年12月8日 23時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2019年7月10日 19時