5 不意打ち ページ6
Aside
いざとなると緊張するなぁ…。
炭治郎を驚かせようとして試みているけど
本当に驚いてくれるかなんてあまり期待はできなかった。
炭治郎はさりげなくいろんな気遣いができるし、
私からしたキスを好意だと思い受け取って
炭治郎からもまたキスをしてくれそうな気もする。
「今日、冨岡先生がね…」
匂いをあまり近くで嗅がれないように少し距離を置きつつ、
適当に話を進める、炭治郎は頷いてしっかりと聞いてくれた。
なかなかタイミングが掴めなくて、話題がひと段落してからやってみようと思った。
昼休みの時間を気にしつつも話がなんとなくで終わり、少しの沈黙が流れた。
「…ねぇ、炭治郎…こっち向いて？」
「……ん？…どうしたんだ？」
予鈴がなり始めた。
このままだとキスが出来ない。
…今しかない！
隣で私を見つめてくれてる炭治郎に身を乗り出す。
こんな大胆なことするのは初めてだから体が若干強張っちゃうが、
なんとか炭治郎の唇まで自分の唇を運ぶことができた。
リップ音も私の心拍も上手く予鈴にかき消された。
数秒唇を重なり合わせた後に顔を離す。
私は炭治郎の顔が見れなかった。
でも少しだけでもどんな顔をしているか見ておきたい気持ちがやはりあったので
視線を上に少し上げてみる。
炭治郎は私から目を逸らしていて顔のトーンは空き教室の暗さでいまいち分からなかった。
こんなに自分からキスをするのは恥ずかしいものなの？
恥ずかしい気持ちが一気に溢れた、引かれてはいないか少し心配もする。
顔が火照ってしまって仕方が無かった。
予鈴も鳴ってしまったので急いで教室に戻った。
それぞれ違うクラスに入る。
こんなはずじゃなかった。
余裕でも見せつけてやろうなんて思っていたのに。
余裕なんて無く、一人でやって一人で恥ずかしくなっていた。
次どんな顔で炭治郎と会えばいいのだろう。
昼休みが終わってからの授業はもの凄い内容が入ってこなかった。
私からするキスは炭治郎からされるのとは感覚が違った。
炭治郎がなぜあんなに優しく私にキスできるのか謎で仕方が無かった。
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シノブ(プロフ) - ヤバイヤバイめっちゃドキドキしました！！ドキドキをくれてありがとうございます<(_ _)> (2022年4月9日 9時) (
レス) @page42 id: 1ffddb9be4 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ぽぽぽぽぽさん» コメントありがとうございます！甘い炭治郎が書けて良かったです！ (2020年5月22日 9時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽぽぽ - ごはぁ！（炭治郎にやられた音）面白いです！ (2020年5月7日 12時) (レス) id: 7a7fe6581f (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ロゼオさん» わ〜！ありがとうございます！！また書きます！更新頑張りたいと思います、感謝です…！！ (2020年4月1日 18時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼオ(プロフ) - とても面白かったです！こんな感じのちょい甘が好きなのでまた書いてくれると嬉しいです！煉獄さんの小説の更新頑張って下さい！ (2020年4月1日 15時) (レス) id: dea7ecbd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわむにゃ | 作成日時：2020年1月20日 0時
