38 お泊り ページ39
Aside そろそろ完結…予定！
パジャマよし、歯磨きセットよし、手土産よし…。
荷物も準備万端で私は竈門家に向かっていた。
今日は待ちに待ったお泊りで私の気分は最高潮だった。
妹さんや弟くんに会えるのも何よりだし炭治郎と同じ空間で寝るだなんて
どきどきしてしまう、心臓持つのかななんて…。
家の前に着くと勢いよく玄関に走る足音が聞こえた。
ガチャ
「「こんにちは！」」
「こんにちは！お兄さんはいる？」
人気を察して妹さんと弟くんが出迎えに来てくれたようだ。
私はあまりの可愛さに耐える。
「こらっ！勝手に飛び出して、危ないだろう？」
「「は〜い」」
「炭治郎！」
「あ、Aじゃないか！待っていたぞ」
炭治郎に招かれ、部屋まで前の時と同じように案内される。
弟妹達は物珍しさに私の方をちらちら見たりしていて愛おしかった。
丁度、昼時に来たため、両親にご挨拶しお昼をご馳走になった。
午後は炭治郎の弟妹達と一緒に遊んであげたりもした。
けれど五時以降は私と炭治郎の二人きりでゆっくりと過ごした。
「はい、ココア入れてきたよ」
「ありがとう」
炭治郎は弟妹達に邪魔されたくはないのか自分の部屋の鍵を閉める。
「それにしても炭治郎の弟妹達はほんとうに可愛らしいしいい子だねえ」
私はとても関心していた。
どの子もお兄ちゃんにそっくりで私を優しく迎えてくれた。
笑った顔は愛おしすぎて私にも弟妹がいたらななんて思ってしまった。
「そういう風に言ってもらえるととても嬉しいな」
炭治郎は自分のことのように嬉しがっていてやっぱり長男だ、お兄ちゃんなんだと思う。
弟や妹のことをまるで自分のことのように嬉しくなれるのは優しい心の持ち主だ。
「はあ…可愛いなあ」
私はココアで手を温めながら自然と本音がぽろりと出てきてしまう。
「……なんだ、さっきから俺の弟妹ばかりに興味を示して」
「えっ、家族にしちゃいたいぐらい可愛いなって」
私が炭治郎の方を向き直るとムッとした顔をしていた。
「俺というものがいながら…」
少し不貞腐れたように顔を逸らす炭治郎。
炭治郎が弟妹に嫉妬しているのが垣間見え私ははっとした。
なんとなく距離が近くなり自然と体も磁石のように引き寄せあった。
「それに俺こそAを家族にしたくて堪らないんだけどなあ」
「……っ！」
ぐいっと顎辺りに手を当てられた。
キスされる、心がキスの準備にかかった。
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シノブ(プロフ) - ヤバイヤバイめっちゃドキドキしました！！ドキドキをくれてありがとうございます<(_ _)> (2022年4月9日 9時) (
レス) @page42 id: 1ffddb9be4 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ぽぽぽぽぽさん» コメントありがとうございます！甘い炭治郎が書けて良かったです！ (2020年5月22日 9時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽぽぽ - ごはぁ！（炭治郎にやられた音）面白いです！ (2020年5月7日 12時) (レス) id: 7a7fe6581f (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ロゼオさん» わ〜！ありがとうございます！！また書きます！更新頑張りたいと思います、感謝です…！！ (2020年4月1日 18時) (レス) id: a6eb1143e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼオ(プロフ) - とても面白かったです！こんな感じのちょい甘が好きなのでまた書いてくれると嬉しいです！煉獄さんの小説の更新頑張って下さい！ (2020年4月1日 15時) (レス) id: dea7ecbd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわむにゃ | 作成日時：2020年1月20日 0時
