16 お風呂騒動 ページ17
ジュンside
あ〜、もうなんなんだあのクソアホ貴族。
あれから夕飯を作ることは出来たものの、今は午後九時。
良い子はおねむの時間じゃないっすかぁ…。
夕飯はサーモンキッシュ。
おひいさんの大好物にした。
Aさんが美味しい〜と言いながら食べてくれて嬉しかったっす。
Aさんと作ることもできたし、楽しかった。
おひいさんもAさんぐらいに喜んでくれたらこっちも気合い入るんすけどねぇ。
おひいさんの場合だと、まあまあの味だね、とか、悪くは無いね、とか…。
本人はツンデレなのか何なのか分からないっすけど、
喜びを全面に出すことが時々しかしないから萎えちゃうんすよね。
酷い時は一か月ぐらいずっとオレの料理に口出ししてきた時があって、
そんなこと言うならお前が自分で作れよ!!と叫びそうになりましたし。
…今日はおひいさんも美味しい、上出来っ!って言ってくれたから良かったっすけどねぇ。
そんなこんなで夕飯を終えたオレらは風呂に入る準備をしていた。
「ジュンくん、ジュンくんジュンくーん、今度バスタオル買っといて欲しいね」
「え……それはまたなんで…、っていうかジュンくんは一回で十分です」
「このバスタオルごわごわで肌傷ついちゃうね…これでもジュンくんアイドル??」
「一言余計です」
オレは仕方なくおひいさんが持っていたバスタオルを捨て、まだ使えるバスタオルを渡した。
今、風呂にAさんが入っている。
そしてその次に入るのはもちろんおひいさん。
オレはその間にお皿を洗う。
…なんか可笑しくないか?
オレは考えた。
本来こういう仕事はAさんがするべきなのでは?
皿を洗い始めて数分後。
「はぁ〜、気持ち良かったぁ」
「とってもいい湯だったねっ♪」
何故かおひいさんとAさんが仲良さげに風呂場のある洗面所の方から出てきた。
「え、あ、…まさか一緒に風呂に入って…」
オレは一瞬驚きのあまり、
おひいさんとAさんが風呂に一緒に入っているのを想像してしまった。
「…んなわけないでしょ、ジュン!!」
Aさんは顔を赤面させた。
そしておひいさんも話し出した。
「はぁ〜、またジュンくんったらまたえっちなこと考えてるね。ジュンくん変態にも限度ってものがあるね。あと、ぼくはジュンくんじゃないからそんなことしないね」
「はぁ!?変態なのはそっちっすよ!一緒に風呂場の方から出てきて…」
オレはびっくりして顔が熱くなっていった。
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ふわむにゃ(プロフ) - ゆゆさん» 恐縮です…!有難うございます…(T_T) (2019年4月25日 18時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - めっちゃ面白かったです!おひぃさん好きなのですごく嬉しかったです!これからも頑張ってくださいね! (2019年4月22日 20時) (レス) id: 7a65a72ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» 有難うございます…!更新頑張りたいと思います。(^^ゞ (2019年2月9日 22時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 頑張ってください! (2019年2月9日 21時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわむにゃ | 作成日時:2019年1月27日 1時