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「 … やめてよ 」
急いで音のした場所に行くと 、
ニシキに詰め寄られた渋谷すばるがいた 。
「 お前さあ 」
眉間に皺が寄っていつもより眼光が鋭いニシキが
私に冷たくて低い声を出した 。
「 俺のやっていうてんのになんで言うこと聞かんねん アホなん 」
怖い顔に怯んだけど 、そんなんじゃだめだ
もっと強くならなきゃ 。
「 ちがう … 私はニシキのものじゃない 」
「 は？ 」
「 全部思い通りにいくと思わないで 」
「 … 」
「 全部、知ったの 。私はハルカさんの代わり？ 」
「 くは、わかってもうたんや 」
「 Aチャンの攻略？ニシキには無理 」
「 … うっさい 」
「 人の気持ちも分からないのに人が作ったゲームなんかできやしない 」
またいつもみたいに綺麗に笑うニシキ 。
唇は三日月みたいに弧を描く 。
「 …あだ名 、ぴったりなんじゃない？ 」
ああ 、駄目 。どうしても 涙が溢れる。
いままでの生活がどうしても嘘に思えて
汚く思えてしまう 。
「 お終いやな ほら 携帯貸して 」
「 … なんで 」
私の手から携帯を奪って 、淡々と操作する
きっと連絡先を消してるんだと思う 。
「 … ばいばい ハルカの代わり 楽しかったで？ 」
私と渋谷すばるは 、ニシキに力尽くで
外に放り出された 。
最後に見たのも 、あの笑顔だった 。
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柴汰(プロフ) - ∞ し ゅ ぅ く り ー む ∞さん» ありがとうございます！ 私の妄想に付き合っていただけるだけで有難いのに 、そう言ってもらえてとても嬉しいです！頑張ります！ (2015年7月4日 10時) (
レス) id: 0281db72fb (このIDを非表示/違反報告)
∞ し ゅ ぅ く り ー む ∞(プロフ) - すごい話に引きこまれました。更新頑張ってください！ (2015年7月4日 9時) (レス) id: acfca5df97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴汰 | 作成日時：2015年6月28日 13時
