記憶の欠片を探して

#49 ページ49

YG「暗い顔してる原因はそんなことでか？」












ユンギオッパのその言葉に頭をガツンと殴られた気分になる












「そんなことって、ひどくないですか」




YG「で、どうなんだよ

その暗い顔の原因はそれなのか？」




「いや……


その」












上手く話を逸らされる












「私って防弾少年団の足手まといですよね」













こんなオッパ達にとってくだらない話を永遠としている私はやっぱり足手まといでしかないのかもしれない







この話をするたたびに暗くなる雰囲気






やっぱりスヨンオンニが行っていたことは正しいのかもしれない











腕についたブレスレットの部分が疼く






もぞもぞして





気になって気になって仕方がない















YG「誰かにそんなこと言われたのか」










低く響く怖い声







ユンギオッパが握る手に力が入ったかと思えばそこはもう駐車場で












「ちょ、オッパ痛い」












少し強引に車に詰め込まれてしまう















YG「Aは本気でそう思ってるのか」











　
オッパの顔が怖くて




声が怖くて












なんでそんなに怒ってるの

















「思ってるよ




私は体力もないしコンサートでも迷惑かけちゃう









それに今回の怪我だってせっかくの日程全部キャンセルにしちゃった



どうせ私は防弾少年団のお荷物だよ」

#50→←#48

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す