２番目でもいい【TH】

#8 ページ8

「頭冷やしな」






そう言ってジミンは撮影の準備に入ってから一切口を聞いてくれなかった






「あれ、ジミンさんと仲良くなかったでしたっけ？
喧嘩中ですか？」







しまいにはメイクさんに心配されるような状況




そんな状況が私がしてしまったことへの重大さを知らせてくる








でももうどうしようもない










求めてくれたテヒョンをもう忘れられない


















ジミンが撮影してからちょっとしてからスマホがメッセージを受け取る音がした






スマホの画面にはテヒョンの文字












“今日も家で待ってるね”











こんなの来たら行くしかないじゃん













だめなのもわかってる、わかってるよ






でももうどうしようもなく好きで


諦められない












まだこの時に戻ればよかったのかな





もう無理って













でも自分がテヒョンを好きな気持ちに嘘はつけない










それに私好きって伝えちゃったし















“わかった”










そのメッセージだけ送って私はスマホを閉じた

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