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ここは、ホークアイズの事務所。
扉をノックすると、どうぞーと中から声が返ってきた。
ドアを開けて中に入ると、司波と目が合う。
『…久しぶりだね、司波！』
自然と浮かぶ笑顔を隠すことなく司波に向けると、司波は手に持っていた本を落とした。
まるで幽霊でも見たかのような表情をしている。
確かに今日会いに来たのも引っ越してきたのも事前に言ってないけど、そんなにびっくりする？
「…A？」
『うん。』
「…仕事は？今日平日だよな？それに来るなんて一言も…、」
『ふふ、実は転勤してきたんだよ。この近くに引っ越してきた！サプライズ！』
「え、なになに知り合い？なあ仁…、」
「瑠衣、今は少し我々は黙っていよう。」
「んぇ？おう。」
『…司波？そんなびっくりした？…もしかして、嫌だった…？』
あんまりずっと司波が黙ってるもんだから不安になってそう聞くと、司波はこちらに向かって歩いてくる。
そのまま抱きしめられて、今度はこっちがびっくりした。
『わ、ちょ、司波！なにどうしたの…、』
「…会いたかった、A…。」
『…うん、私もだよ。』
そうして再会を果たした私達は、そのまま2人でデートして今日一日過ごすことになった。
杖道さんが私達を気遣ってくれたおかげだ。あとでお礼しないとな…。
なんて考えていると、司波の指先が私の手にそっと触れてきて、びっくりして顔を上げると司波が少し照れくさそうにしていた。
「…繋がねぇの？デート、だろ。」
『…つなぐ。』
「ん。」
司波の手に指を絡めて応えると、司波は少しだけ口元を緩めて満足そうな嬉しそうな顔をした。
…そんな顔するやつだったっけ？司波って。
学生時代はツンデレ…、いや、ツンツンツンデレだったのに、いつの間にそんな素直に…？
『…会わないうちに変わった？司波。』
「あ？何がだよ。」
『んー…、ま、いいや。』
「…？」
司波の知らないところは、これから知っていけばいい。
だって、これからは側にいられるんだから。
改めてその事実が嬉しくて、それと同時に、急に訪れた遠距離恋愛の終わりに少し戸惑う自分もいて。
まあ少しずつ慣れていこう、と考えた自分の甘さに後悔するのは、もう少し先のお話＿＿＿。
「…A、好きだ。」
『私もだよ、…仁。』
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ふろる(プロフ) - 鶯 御飴さん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです。話もいいところで更新止めてしまって、本当申し訳ないです…。立て込んでるのはなんとかなりそうですので、もう少々お待ちいただけると幸いです。 (3月28日 21時) (
レス) @page20 id: b337852acc (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - ふろるさん» そうなんですね…。このお話好きなので少し残念ですが、更新気長に待ってますね。 (3月8日 7時) (レス) @page20 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
ふろる(プロフ) - ぽちゃ丸さん» コメントありがとうございます。本作は結構作者の幻覚と捏造が強めなので、好きと言っていただけて嬉しいです。今後もぽちゃ丸様の飽きが来るまででいいので、作者の幻覚に付き合っていただきたいです。 (2月6日 23時) (レス) id: b337852acc (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ丸(プロフ) - ふろるさんが書く作品好きです😌これからも応援してます‼️無理のないよう更新頑張ってください☺️ (2月5日 18時) (レス) @page14 id: f401cfaf3e (このIDを非表示/違反報告)
ふろる(プロフ) - 桜神さん» コメントありがとうございます。ちまちまですが更新続けていきますので今後も読んでいただけると嬉しいです。 (2月3日 21時) (レス) id: b337852acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふろる | 作成日時：2024年1月24日 23時
