負けたくないガール

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《岩田side》



いつの間にかAちゃんの腹筋を見せろって流れになって、Aちゃんも素直に見せてくれた。

いや、そこは見せなくてもよかったんだけど！笑



登坂「実は細いんだ？」

『なるべく体脂肪率を上げないようにはしてます』

今市「陸上選手みたいな腹筋してたよ？」

ELLY「女の子でここまで追い込んでるってすごいね」

『わりとワークアウトは好きですし、和也くんにトレーニングは付き合ってもらうので』

岩田「一時期はシックスパックになってたよね」

『まぁね(笑)でもあの時期に体調崩したから、10%は切らないようにしてるの』

山下「ストイックすぎやわ」



ホントに周りが心配するくらいストイック。

付き合ってた頃も、細すぎて心配だったもん。

まぁ筋肉はしっかり付いてるんだけどね。

男みたいに太くはならないから、筋肉とはいえ細い。



『筋肉はこの辺にして、振りを確認してもらっていいですか？』

岩田「いや、教えることはなさそうなんだけど」

『え、踊れてた？』

山下「ELLYからパーフェクトって言われたやろ？」

『…言われました。じゃあキッズダンサーの先生のところに行ってきます！』



笑顔で俺たちを置いていったAちゃん。

5人で顔を見合わせて、なんとなく笑顔が溢れた。


自由なAちゃんに振り回されるのも、なかなかいい(笑)

離れてた2年間がある分、Aちゃんのそばにいれることがうれしい。

俺も本気でダンスしようって刺激されるし、Aちゃんの喜怒哀楽を見てるのが楽しすぎる。

臣さんとAちゃんの喧嘩なんて、くだらないんだけどね。

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