王子の妹はクールビューティー２

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《登坂side》



登坂「Aちゃんさ、好きな人いないの？」

『は？いきなり？え？』

登坂「好きな人が自分のために料理してくれてたらうれしくない？」

『…うれしいです。好きな人とかいませんけど』

登坂「よかった(笑)いるって言われたらどうしようかと思ったよ」

『でもちゃんとプレゼントは用意します(笑)あと料理も作れそうだったら作りますよ』

登坂「楽しみにしてる！
じゃあこのプレゼント開けてみて？」

『すみません、ありがとうございます』



俺の手から2つの紙袋を受け取って、慎重に開けるAちゃん。

その仕草も可愛くて、彼女だったら抱きしめてるわ。笑



『え、高そうな時計なんですけど！』

登坂「まぁ転職祝いも兼ねてるから(笑)それ、仕事の時にいいかな〜と思って」

『さすがですね…』

登坂「さすがの意味がわかんないけど(笑)」

『女の子の扱いに慣れてる感が出てますもん』

登坂「ちげぇよ！Aちゃんのことを考えながら選んだだけだし」

『………ありがとうございます』



今の間はなに！？

リアクションがわかりづれぇよ〜(笑)



『…サングラス？』

登坂「運転する時にあったら便利じゃない？顔バレも防げるし」

『いや、そんなに有名じゃないんでバレませんけど。でも運転の時は助かります』

登坂「喜んでもらえてよかった」

『実用的なものばっかりでありがたいです』

登坂「なんなら俺の誕生日プレゼントはリボンを付けたAちゃんでいいから」

『は？』

登坂「………その目、怖いから」



今にも人を殺しそうな視線にビビる。

クールな目元が鋭くなりすぎ…

ガンちゃんは子犬みたいな目をしてんだけどな〜。

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