再会-Emma ページ4
「やっと終わったー...話長いよ...」
ｴﾏ「アンタは言ってんの？こんなの早い方よ？3.4時間なんて当たり前なんだから...」
頬を膨らましながらそう言うAは仕草一つ一つが綺麗だ。子供っぽい所もあり、大人の色気もある綺麗な女性。アメリカで活動していた彼女を引き抜いたのは私だ。
「嘘でしょ...腰固まっちゃうよ...」
ｴﾏ「帰国早々悪いけど働いてもらうわよ。アンタを引き抜くのにどれだけかかったか...とりあえず挨拶行こう、何人かいるらしいから」
「んー？何人か？ってどーいう事？」
ｴﾏ「アンタ、何も知らずに帰国したワケ？SMEには主にアイドル、俳優、タレント、女優たくさんの大物がいるのよ！？私、調べとけって言ったよね？」
「えー...と、調べたよ？一応、BoAちゃんとか...」
ｴﾏ「怒るよ？」
バレバレの嘘を笑顔で吐くAの頭を叩く。全く...あれほど覚えとけって言ったのに。今回はSUPERJUNIORのメンバーとデュエットしてもらうってのに...手がかかる奴め...
「ここにいるのー？」
Aは何も考えずに練習室のドアを開ければ中にいた全員がこちらを見る。あ、やばい、なんかこの感じ苦手だ。
ｲﾄｩｸ「ノックもせず、誰？」
ﾋﾁｮﾙ「あー？誰かきたのか？」
「こんばんは、ﾃｨﾅです。えーと、挨拶？来ました」
ｲｪｿﾝ「な！？だから言ったろ！？ﾃｨﾅ・ｿﾌｨｱ来てるって俺言ったじゃん！！」
ｷｭﾋｮﾝ「嘘だと思ってました、完全に」
ｿﾝﾐﾝ「うん、僕も...」
ﾘｮｳｸ「本物だ...」
ギャアギャアと騒ぐメンバーにドン引きしているAそりゃそうか...自己紹介も少しカタコトになってたし。
「えー、とSUPERJUNIORだっけ？...よろしくお願いします」
ｲﾄｩｸ「本物のﾃｨﾅだー！映画もミュージカルもｿﾝﾐﾝにオススメされて見ましたよ！」
「あ、ありがとう」
ｴﾏ「とりあえず、落ち着いて。Aドン引きしてるから...」
苦笑いでそう言うと練習生はシーンと静まり返る。やばい...私やらかしたかな？
ﾋﾁｮﾙ「エマ、今、Aって言ったか？」
「ふふ、なんとなく皆覚えていますよ。私の事は覚えているかな...エマとはよく一緒にいたんだけど...」
ｿﾝﾐﾝ「ﾃｨﾅって...もしかして...Aなの！？」
「うん。ただいま」
ﾘｮｳｸ「...??えーと、僕は会ったことないかも...」
ｴﾏ「感動の再会を邪魔するようで悪いけど、ミーティングしてもいいかな？」
そう言えば全員が笑顔で頷いた。
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作者名：ヨツユ | 作成日時：2018年6月14日 8時
