1番 ページ16
「あーーーーっ！！頭痛いーーー！！絶賛二日酔いなんですけどっ！！」
ｴﾏ「自己管理くらいしなさい」
「ｶﾝｲﾝｵｯﾊﾟとイチャイチャ出来なかったからって怒らないでよー！欲求不満？」
ｴﾏ「怒るわよ？」
「図星？」
ｴﾏ「バカ言ってないでシャワー浴びてきて！今日は撮影初日でしょう？」
えー？そうだっけ？なんて冗談を言えばおもいっきり顔面にタオルを投げつけられる。ｶﾝｲﾝｵｯﾊﾟとイチャイチャできなかったから怒ってるんだ。
蛇口を捻りシャワーを浴びる。鏡でふと体を見れば紅い跡は消えてきていた。ﾁｬﾝﾐﾝが馬鹿みたいに跡を付けてきたのだ。
ｴﾏ「ねぇ、手当たり次第に男と寝るのはやめなさいね？頼むから。寝るなら、SME内にしてよ？揉み消せなくなるんだから」
「はいはいーわかりましたよー」
リビングへと行けばｴﾏは困ったように顔を歪めた。言いたいことはわかってる。わかってるから。下着を着て髪を拭く。
ｴﾏ「ちゃんと聞きなさいっ！」
「心配しなくても、ﾁｬﾝﾐﾝとはもう二度と寝ないよ。あんな奴...」
ｴﾏ「昨日の聞いてたの？」
「ええ。私は、1番がいい何もかも、韓国でも全てにおいて1番がいいの。2番目なんてもうごめんよ」
ｴﾏ「A...大丈夫よ。私は貴女の1番の親友であり1番のファンよ」
「それは、知ってる。そうじゃなかったから今頃殺し ているわよ」
ｴﾏを抱きしめて頬にキスすれば優しく微笑んでくれる。彼女は私の1番の親友でありファンである。
テレビを付ければ気になるテロップが出てる。
"今日...から、飛び降り 自 殺を"
「自 殺 ？」
ｴﾏ「風 俗 営業ね...」
「そう、韓国にもあるのね。死んでもなにも残らないのに。世間の目は変わらないわよ。彼女は悲劇のヒロインにはなれたでしょうけど、二度と思い出してもらえないでしょうね」
ｴﾏ「A、もしかして」
「私なら大丈夫よ。もう忘れたわ。でも、せめて初めては好きな人としてみたかったかもしれない。でも、いいのよ、私は好きな人と共に時間を過ごせたもの」
ｴﾏは優しく微笑んで私を抱きしめる。
彼女がいれば怖いものなんてない。
そう感じてしまうほど私の中では大きな存在なのだ。
ｴﾏ「さぁ、仕事よ！！今日から撮影初日なんだから！笑顔で愛想よくね？出来る？」
「あーはいはい、やりますやります」
ｴﾏ「あ、とね。ダンスレッスンもあるから、よろしくね？」
「はぁ！？嫌！！」
ｴﾏ「はいはい」
続く (更新停止中)
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作者名：ヨツユ | 作成日時：2018年6月14日 8時
