.-Emma ページ11
ｲｪｿﾝ「お前はバカか？ｷｭﾋｮﾝと俺だったから良かったけど...自覚持てよ...Aを殺す気か？」
ｴﾏ「わかってるわよ、彼女を殺すも生かすも私次第よ、私の失敗は認めるわ...だけど、怖いのよ！あの子の人生を握ってるのは私なのよ！？」
ｲｪｿﾝ「覚悟決めて拾ってきたんだろ？アイツの人生を握ってるのはお前だけじゃない、オレもここにいるやつ全員だ」
ｴﾏ「ありがとう...少し楽になった...あの子の前では絶対言えないわ...」
ｲｪｿﾝ「ﾁｬﾝﾐﾝとの映画主演でアンチ出来上がってるらしいな、お前も無理すんな」
ｴﾏ「対処のしようがないのが現実よあまりにもアンチが出来上がるのが早かったわ...私のミス。あと、うかうかしてたら貴方の後輩に取られちゃうわよ」
ｲｪｿﾝ「ﾁｬﾝﾐﾝ手出すのが思ってたよりも早かっただけだろ？それにﾋﾁｮﾙﾋｮﾝも本気になりそう...そろそろ...な」
ｴﾏ「SUPER JUNIORってたらしで有名だけど、本当だったみたいね」
ｲｪｿﾝ「それは、リーダーだけ」
ｴﾏ「まぁ...ｲﾄｩｸｵｯﾊﾟはそうね、そう言われても仕方ないかもしれないわね」
ーーーーー
「曲も出来た...台本も全部覚えた...終わった...」
ｴﾏ「パボ！何言ってんの？今からでしょう？」
「この映画私は嫌いだから仕方ない」
ｴﾏ「はぁ...また始まった」
この子は悪く言えばワガママ、よく言えば素直なのだ、スタッフさんなども間違いをすればきちんと年上だろうが関係なく怒る。
そんな、彼女の性格は裏目に出ることがおおい、だけどこの性格が韓国には合っているかもしれない。
ﾘｮｳｸ「どこが嫌いなの？」
「全部」
ﾘｮｳｸ「ぜ、全部？」
「どうして、悲恋の方が好きなんだろうね...と、ハッピーエンドでもいいじゃない。まぁ、現実ハッピーエンドになる事なんて一握りだから...わからなくもないんだけど」
ﾘｮｳｸ「ﾃｨﾅちゃんは、たしかミュージカルにも出演してたんだよね？」
「うん...映画ミュージカルはハッピーエンドが多い。あまり悲恋はないね。だけど、演劇は悲恋が多い。なんなんだろうね」
ｲｪｿﾝ「それは一つだけだ。自分が優位に立ってると感じたいだけだ。それ、だけだ」
「ｲｪｿﾝｵｯﾊﾟ、ひねくれたね」
ｲｪｿﾝ「お前に言われたくないよ」
ﾘｮｳｸとも合流して作詞作曲を終えたAの歌を音合わせしていた、休憩時間。
彼女は少しずつ少しずつ笑顔が増えた。
そんな彼女に、胸がふわりと軽くなった気がした。
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作者名：ヨツユ | 作成日時：2018年6月14日 8時
