青城に天使が君臨しました。2【青葉城西】

55 【ゲーマー】 ページ12

研磨side



『研磨くんって、セッターなんだね〜』



にこやかな笑顔を振りまきながら、



三崎さん、いや、Aさんは話す。



『研磨くんはさ、なんかシュミあるの？』



研「……え、ゲームかな……」



『ちなみにどんなジャンル？』



研「あ…RPGとか……」



やけにぐいぐいくるマネージャーだな。



でも、可愛い。



『え、私もだよ〜』



え、偶然……



もっと話したいな…



すると、仲よく俺らが話してたのを



悪く思ったのか、



青城の主将が割り込む。



…サイアク。



及「プリンくん、休憩は終了だよ〜、さっさとコートに入ったら〜？」



クロよりもウザいな。



『ちょっと、徹！そんな、研磨くんを悪く言わないでよね！』



そして、その青城の主将さんはその言葉がショックなのか、



及「は、A、嘘をつくのはよくないよ！？」



『嘘じゃありませんー、べーっ』



ふつーは次に返す言葉は、



むかつく、酷い、とかが相応しいんだろうけど、



及「くっそ可愛い奴め！」



なんて言ってる青城の主将さんを見て、



あ、確かにそうだなんて思ってた。←

56 【孤独感から】→←54 【トサカ野郎と鰹節とプリン】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す