青城に天使が君臨しました。【青葉城西】

18 【褒めまくる2】 ページ20

岩泉side



褒めるのって、褒める側も照れるんだよ。



及川、分かってんのか！？



及「岩ちゃん、ふぁいとー☆」



ウゼェ………



でも、今日くらいは勇気出してみっか。



さりげなくAがドリンクを渡してくる隙を見計らった。



岩「A、あのさ」



『ん、なーにー？』



その振り返る姿にノックアウトされそうになる。



ダメダメ、気合いを入れ直せ。



岩「…あの、ありがとな、Aのドリンク、いっつも美味いからさ」



『…良かった、こちらこそありがとね、はじめっ！』



ぽんっと肩を叩かれる。



岩「お、おうっ……」



顔が一気に熱くなるのが分かる。



ここで、引き下がってたまるか……



岩「大変なことあったら言えよ！俺が味方になるからよ！！」



『……はじめ……男前だね……///』



及「」



全「」



岩「おう、お前も可愛いけどな……」



『ふふっ…』



こんなことがあったあとに、



花巻と松川にどんな感じだった？とか質問攻めされ、



なぜか国見には舌打ちされ、



及川が岩ちゃんはまだまだ及川さんには敵わないんだぞ…と、



部室で俯きながらぼやいていたので、



ちょっと、可哀想と思ったのは秘密。

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