・・・隣、居てください。【国見英】 (ページ32)

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居てください。28 ページ32

国見side

「・・・A、今日ね及川さんに付き合わないと行けなくて」

「え、ドコ行くの？」

「ほ、本当はずっとAと一緒に居たいんだよ！？」

「・・・だからくにみん、ドコ行くの？！できればついてきたいよ～」

「あ、いや．．．その分かんない」

ドコに行くかあの及川さんに聞かされてなくて・・・

「ちょっと一回及川さんに電話しよう！ね、くにみん」

「いいよ～A」

プルルルル・・・

ガチャっ

「もしもし～、及川さんだお。」

「スイマセン、国見です」

「で、何の用？」

「今日ドコ行くんですか？」

「―決まってるケド、集合場所ではっぴょーするよ～」

「え、でも・・・何とか」

「駄目駄目。」

「―じゃあ、今日行けません。」

「！？わわわ分かったよ～、行くとこは烏野高校だよ・・・」

「ホントですか？」

五分ぐらい会話が続いた。

いったい何を・・・。

「じゃ、またね～」

プツ・・・

「あ、切れた。Aもせっかくだし行こう！なんか烏野高校行くんだって。」

烏野と聞いて

影山が居ると分かっていたが、

まあ、いいか。

でも、なぜ教えたがらなかったんだろう。

影山に用があるのかな、

でも俺を呼ぶのはまさか試合とか・・・

考えすぎるのやーめよ。

「・・・A、一緒に行こーな！」

「うん！」

よし、学校行こう！