居てください。19 ページ22
国見side
目の前には及川さんがいた。
ただでさえさっき、Aに俯かれたっていうのに・・・
「・・・何、手ェ繋いでんの。」
あ。
行きのときから俺らはよりによって、恋人つなぎしていた。
Aはすぐさま手を離そうとした。
―けど、
「く、くくくにみんっ?!」
「手、離す必要ないじゃん。」
二人で会話をする中、及川さんは
「・・・ほーっ、そういうカンケーなのね。」
と、睨みつけられた。
「そういう関係以外、何があるんですか」
「くにみんっ!」
「・・・ま、いいや、ついに国見ちゃんもリア充かぁ〜」
後ろで手を組んだ及川さんは
上機嫌で鼻歌をしだす。
「あ、そーいや国見ちゃん、あと五分で部活すたーとだよ☆」
「!A、行くよ」
「あ、うんっ!」
あああああっ・・・
恥ずかしいって思う気持ちとなんか・・・
嬉しい気持ちが入り乱れて、
手を繋いで、Aと一緒に走ってる。
駄目だ、Aはいつから
こんなに・・・
―――可愛く見えるようになったんだろう。
.
.
ふとした瞬間にAと目が合った。
.
.
.
――――いや、違うな。
もう、Aは
俺が出会ったときから
可愛いかったんだよ。
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ユユ - おもしろかったのです!!! (2017年4月8日 1時) (レス) id: 2748974c4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀河色。 | 作成日時:2017年1月6日 3時