【BTS】この世界でひとりぼっちの君に。

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……じんくんはどう返事をするだろう。
付き合ったり……する、のかな。





うまく回らない頭で。それでも。考える。





ジンくんがパクさんに恋心を抱いている様には見えない。……もしかしたらわたしの願望が入ってるかもしれないけど。






好きじゃないとしても、でも。

テヒョンにわたしが言ったこと。


付き合ってる人全員が全員両思いだったわけじゃないでしょ。って。




顔がこのみで。いい子で。

じんくんには告白を断る理由なんてない。





立っていられなくなって。



人通りの少ない応接室のある角をまがり、応接室が使用されてないのに安堵して電気のない薄暗いその廊下でずるずると座り込む。






肩で息をする。

声を漏らしてしまった方がすこし楽なような。




…………幸せになってほしい。と。
その幸せにわたしはいらないと。

思っていたはずだ。




人の温もりはどうしようもなく温かいと。知っている筈だ。






テヒョンだけでなく、ジンくんだって。普段隠しているだけ。強がってるだけ。

寂しく思う人なのを、わたしは知ってるはずだ。





……なのに。

このざま。




願えてなんてないじゃない、幸せなんて。



綺麗事ばかり並べて。
結局は。

自分に都合よくあってほしいだけ。

偽善で、欺瞞で、図々しい。



ほんとに、嫌い。






なんで。
こんな苦しい。




ああ、そっか。ストレスだけじゃない。

わたしお昼……あれ。
…………ああ、ほんとに。馬鹿。





自分に半ば呆れた時。



「Aちゃん、？」

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