幸せ (ページ6)

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なんて息を切らしてやってきた光成

近づいてきたと思ったらグッと抱きしめられた

「心配したんだけど」

『ごめんなさい』

「俺邪魔？」

「邪魔」

なんてはっきり答える光成

「いやいやここ俺の家だし…

じゃあ…コンビニ行ってくるから

Aなんかいる？」

『オレンジジュース』

「りょーかい」

なんて黒ちゃんは出て行くと

「光輝と何してたの？」

『話してただけだよ』

「普通男の家1人で行かないよね」

『男って黒ちゃんだし』

「冗談言ってるわけじゃないよ俺怒ってんだけど」

怒ってるって言うけど結局表情は優しくって

求めてたのはこれじゃないなんて

思ってしまうわたしはきっと

面倒くさいんだろうな…なんて思う

「俺の話聞いてる？」

『ごめん…』

「全く反省してないよね」

『そんなこと…』

「俺がどれだけAのこと

好きか全然わかってないよね」

『だって』

「お仕置きしないと」

『え…黒ちゃん帰ってくるし』

「光輝の名前呼ぶなって」

『だって』

わたしの口を塞いできた光成

「大人しくするまでずっと塞ぐよ？」

そう言ってまた唇を重ねてきた

その行為は黒ちゃんが帰ってくるまで永遠に続いた

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