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hiyama ページ4
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『光成のバカ嫌い』
そう言って家を飛び出したのが10分前
「それでうちに来たわけ？」
『黒ちゃんしか頼る人いなくて』
「バレたら光成に怒られるの俺なんだけど」
『だって家から近くてこんな時間に
いきなり家に上がり込んでも許してくれるの
黒ちゃんだけだもん』
そう言うとため息をついた黒ちゃんが
「そんなこと俺以外に言っちゃダメよ？
普通に襲われちゃうよ？」
『言わないし』
「光成に連絡していい？
この猫連れて帰ってくださいって」
『やだよ、絶対に連絡したらダメだって』
「じゃあどうすんの？」
『朝まで語り明かそうよ』
「光成にバレたら怒られるよ」
『わたしは怒られたいの』
「なんで？反抗期？」
『黒ちゃんふざけないで』
「ずっとふざけたことばっか言ってるのはAだって」
『だって光成優しすぎるんだもん』
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作者名：優利 | 作成日時：2023年8月9日 0時
