【HAIKYU】36色の色鉛筆〜幸せにしてやりたいんだ２【黒尾鉄朗】Another Story ED-01

幸せにしてやりたいんだ 30 ページ7

私の予想した通り､音駒は光太郎のストレートを締めてきた｡


文字通り光太郎は打つ場所がなくなり､何とか打つものの､スパイクをミスしてしまう｡


鉄朗のジャンプサーブは相手のレシーブを乱し､試合でも練習の成果を発揮していた｡


ただリエーフはボールをよく見ず力みすぎていてミスが目立っていた｡


タイムアウトで研磨にそのことを指摘されるリエーフ｡


タイムアウト後は光太郎の強烈なジャンプが来るが､それを拾う信行｡


そう簡単に梟谷にサービスエースを与えない｡


しかしリエーフのサーブか入らず1セット目を落としてしまう｡


2セット目､衛輔だけじゃなく招平や研磨のレシーブも冴え渡り､梟谷の攻撃を拾って粘った｡


猛虎のスパイクは木葉や鷲尾のブロックを弾き飛ばして得点を決めた｡


サーブや返球を出来る限り京治を狙ってセッターを牽制して光太郎に調子よく打たせずストレスを溜めさせる戦法だ｡


だけど梟谷も負けてはいず猿杙がセットアップをして木葉がリバウンドを駆使しながら上手くゲームを繋げていく｡


粘り合いは見応えがあり､音駒は梟谷のエース光太郎を捉えてきていた｡


調子を崩す光太郎､そこを突き攻めていく音駒｡


京治の機転で光太郎は調子を取り戻し復活する｡


拾いに拾い粘るも全国区エースの光太郎のスパイクを決められ､デュースにデュースを重ねた結果､音駒は梟谷にストレートで負けてしまった｡


｢やっぱり光太郎はすごいね…｡でも､残り1枠まだ代表の枠が残ってる…｡みんな､最後まで諦めないで頑張ろ？｣


3位決定戦…音駒VS戸美学園が､全国行きをつかむ最後のチャンスとなった｡


諦めなければ全国への切符は必ずその手につかめる筈…｡


いよいよ最後の代表枠を賭けた3位決定戦が行われる…｡




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