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作成失敗、いや…成功?赤×緑 ページ11

※赤×緑です。

赤さんsideで進んでいきます。









愛する人へのプロポーズの仕方は、ずっと前から決めてあった。


幼い頃、サプライズで彼女にプロポーズをする、という映像をテレビで見た。


彼氏が寝ている彼女の薬指に指輪をはめて、起きたらびっくり、みたいな結構ありがちなやつなんだけど。



でも、目を覚ました彼女はボロボロと涙を零して、心底嬉しそうに笑って、ありがとう、と彼氏に抱き着いた。


その光景を幼いながらに衝撃を受けたのをよく覚えてる。



その時からずっと、そんなプロポーズに憧れるようになった。




…そして現在。



まさにその憧れのプロポーズへの一歩目を踏み出そうとしている。



目の前には、小さく寝息を立てている恋人。



待ってましたと言わんばかりに、彼の左腕はベッドの外に投げ出されていた。




「…はぁ、よし。」




小さく震える手に力を込めて、彼の薬指に指輪を近付ける。



…あと少し、あと少しで通る。



少し気が緩み、ふと彼の顔の方に視線を向けると、薄く開いた目をがこっちを見ていることに気付いた。



「うわっ!?」



思わず指輪を握りしめて後退りすると、海人は眉間にしわを寄せて、眠そうに目を擦った。




「ん…んー、なに…?」



「おっ、おはよう⋯」



「⋯おはよ、何してたの⋯?」



「…何もしてないけど?」



「……夜這いならぬ、朝這い、とか…?」



「違うしそんなことしないから!!」



「いや、お前ならしそうだけど…」



いやいや、俺をなんだと思ってるんだ。




「⋯⋯ご飯、出来てるから。一緒に食べよう。」




なんとしてでも今日中にこれを渡す。

あわよくばサプライズ、いや、絶対にサプラ
イズで。




…結局渡せないまま、夜になってしまった。



だが、最大のチャンス到来。




朝食後、色々試してはみたけど、どうにも上手くいかなかった。

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作品ジャンル:恋愛
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紫亜(プロフ) - kn_さん» コメントありがとうございます。ただいま私生活の方が落ち着いてきているのでゆっくりになりますがお話を作成中です。もうしばらくお待ちくださいませ。(*・ω・)*_ _)ペコリ (2021年10月22日 21時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
kn_(プロフ) - 更新待ってます☺️ (2021年10月22日 18時) (レス) id: 26288553d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫亜 | 作成日時:2021年8月26日 15時

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