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次の日、職員室でお兄ちゃんと一緒にいろいろ説明を聞いてお兄ちゃんとは別れた
先生達の視線が凄かったな……お兄ちゃん堂々としててカッコ良かった!
チラチラとこっちを見てくる先生について行き、教室へ入る
「えー……今日から3組に転校してきた、三橋Aさんだ……」
私が入ってきてザワザワしている教室
なんか気分いいなぁ……なんかこう、注目されてるって感じがさ!
『こんちわー。んまぁ、こんな髪してますけど、私平和主義なんで。余計なケンカはしないんで。ま、よろしくお願いしまーす』
「……とゆーことで、皆さんこれから仲良くしてやってくれ」
私の自己紹介で少しは安心したのか、ぎこちない拍手を送ってくれるクラスメイト
一番後ろの席はツッパリ席らしい。このクラスはツッパリが少なかったのでこの席は完全にボッチ
あはは……まぁ、いいけどー……
別にクラスの子に危害を与えるつもりはないしー?
ちょっと気分が落ちて窓の外を見ると、屋上に特徴的な金髪パーマが見えた
あれは……お兄ちゃんしかいないよね
転校初日から授業バックれたのか……さすがお兄ちゃん!
ん?でもなんか違う人達もいるな……あれ、ツッパリじゃね?
あ、あれ……!?なんか囲まれてない!?
居ても立っても居られなくて、「ちょ、三橋さん!?」という先生の声も無視して屋上へ駆け上がっていった
『お兄ちゃん!!だいじょう、ぶ……?』
屋上の扉を思いっきり開けてお兄ちゃんの安否を確認しようとしたが、既にお兄ちゃんを囲っていたツッパリは伸びていて、お兄ちゃんはなんか変なツンツン頭と腕を組んでいた
どーゆー状況……?
三橋「あっれA!?どしたのこんなとこに」
『いや……なんかお兄ちゃんがツッパリに囲まれてたから……っていうかあんた誰すか』
伊藤「あ、伊藤真司です」
三橋「俺の相棒」
『へぇ、お兄ちゃんの相棒ってことは強いんだね!私は三橋A!貴志の妹だよ!』
三橋「はわ、久々にAからの名前呼びっ!お兄ちゃん嬉しい!」
『えへへ、そんな嬉しいならいつでも呼んだげるよ!』
伊藤「え、なに三橋お前、そんなキャラだっけ?」
三橋「ほら、もう授業終わっちゃうからいこ?A」
『うん!』
伊藤「え?無視?何お前妹の前だとそんなんなの?えちょ、無視すんなよ。おい!三橋!!」
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奏 - お、おもし面白かったですぅ!妹ちゃんかわよす。頑張ってください!更新待ってます! (2022年10月20日 22時) (レス) @page14 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーた | 作成日時:2021年6月27日 0時