Story 20 ページ20
あれから私の心はボロボロだ。。
あの日の翌日、学校に行くも…
涼介くんとは気まずくて話せないし、
目すらも合わせられない…。
そして相変わらず女子達は涼介くんに猛アタック。
もう見ていられない。。
とうとう私は学校を休みがちになり、
部屋に引きこもる生活になってしまった。
学校を休みだしてから1週間くらいが経ったある日……
侑「Aー、入るよー？」
ドアの向こうから侑李の声が聞こえる。
だけど私は無視して布団に潜り込んだ。
ドアが開いて侑李の足音が近づいてきたと思ったら
布団を思いっきりめくられた。
侑「ちょっと、いつまでへこたれてんの」
「もーいいじゃん…ほっといてよ」
侑「ほっといたらずっとこうじゃん」
「かまわないで、一人になりたいの」
侑「はぁー……失恋したのはわかってるから。そんなのわかりきってたことじゃん」
「………」
うるさいな…。
侑「…ほら、悲劇のヒロインごっこはもう終わり！気取り直して！」
侑李に無理やり体を起こされる。
侑「そんなムッとしないの、ブスだよ」
「…余計な言葉あったよ」
侑「冗談だって、明日からちゃんと学校行くんだよ」
そんなお母さんが言うようなこと弟から言われるなんて…。
すると……
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
家のインターホンが鳴った。
侑「僕が出るね」
そう言って部屋を出て行った侑李が、
またドタバタと私の部屋に驚いた表情でやって来た。
侑「A、涼介くんが来たよ！」
「……えっ…！？」
いや、嘘でしょ！？
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作者名：ｴ ｲ ﾅ . | 作成日時：2019年10月1日 22時
