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Story 11 ページ11

あ、そういえば……



ちゃんと昨日のお礼、言わないと…。









「あの、涼介くん…」









涼介くんが私を見て、次の言葉を黙って待っている。









「昨日は、ありがとう」





涼「…何が?」





「あ…私が倒れた時、運んでくれたよね…?」





涼「あぁ…あれね」





「私、重くなかった…?」





涼「別に…?」





「あ、なら、よかった…」





涼「頭、大丈夫なの?」





「うん…もう大丈夫」









心配してくれてたのかな…?









「…涼介くんって、バスケ得意なんだね」





涼「サッカーの方が好きだけど」





「あ、そうなんだ…」









サッカーやってる涼介くん、ちょっと見てみたいな…。





絶対カッコイイでしょ。









「でも昨日のバスケで涼介くん、一気に人気者だね」





涼「人気になったって、面倒なだけ」









確かに、涼介くんってそういうの苦手そう……(笑)









「涼介くんがシュート決める度に、すごい歓声だったよね」





涼「Aが倒れて持ち上げた時も結構うるさかった」





「あっ、そうなの?」









意識が朦朧としてて、



周りの音とかあんまり聞こえてなかった。。









涼「自分でも勝手に体が動いててビックリしたけど…こんなに注目浴びるなら、やんなきゃよかった」





「え……」









…なんか後悔されてない??









涼「……って思ったけど、まぁよかったんじゃないの?」









私を見る涼介くんの口角が少し上がって、



いつもより胸がドキッと高鳴った。





こんなにカッコイイ人が、世の中にいるんだな。。





私も自然と頬が緩んで、笑顔になれた。





なんか私…今すごい幸せだな。。

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設定タグ:山田涼介 , 知念侑李 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:エ イ ナ . | 作成日時:2019年10月1日 22時

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