初恋キラー ページ28
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「Aさん！」
「あ、みっちー！お疲れ様」
「お疲れ様です！」
「また背伸びたんじゃない？」
「まじっすか？」
「うん。若い子の成長はいちいち泣けてくる…でも相変わらず可愛い！」
よしよし、と言いながらグッと腕を伸ばして頭を撫でてくれる。その温かさは出会った頃から変わらない。
出会ったときからずっと、可愛い可愛いって言ってくれてた。
東京と関西。頻繁に会ってるわけではないけれど、会う度に真っ直ぐに、本当に真っ直ぐに可愛がってくれている。
Aさんとの出会いは俺が受けたオーディション会場だった。
そこにはジャニーズ紅一点の彼女がたくさんの大人たちと一緒に座っていた。
圧倒的なオーラ。
その瞳に見つめられると全て見透かされてしまうのではないかという恐怖さえあった。
オーディションを終えて、帰ろうとしていると何故か彼女に声をかけられた。
Aさんや…と内心思いながら当時の精一杯の礼儀で返事をすると彼女は言ったんだ。
『また今度、ステージの上で会おうね』
後々事務所の偉い人に聞いた話によると、Aさんは俺を人目見たときから『あの子は絶対』と押してくれていたらしい。
お偉いさんに『あいつは見る目がいいから、ジャニーさん並みに』と言わせるのも凄いけど、そんな彼女に選んでもらえたということが本当に誇らしく思えたんだ。
だからその期待に応えたいと思った。
ステージを見てくれたときに厳しい言葉を言われても何とか自分の中で昇華させた。絶対に俺を応援してくれてることを後悔させたくないという一心だった。
それに…
俺みたいな後輩が言うのも変な話だけど、やっぱりAさんの��見る目��は間違いない。
日頃からどこかで見ていたんやないかと言うくらい的確なアドバイス。
弟のように甘やかすだけやなく、ちゃんとジャニーズという対等の目線で見てくれる彼女に、何としてでも追いつきたい。
いつか、めいいっぱいの愛情を、彼女に送りたい。
きっと、そういうやつなんやと思ってた。
この現わすのに難しすぎる気持ちの答えは。
「彩香さんだって、可愛いですよ」
「おーおーおー。そんな言葉どこで覚えてくるの」
「彩香さんが教えてくれたんですよ」
「えー？私そんなチャラいこと言えなんて言った？」
「チャラくないっす。ガチですから」
「…わー、ありがとー」
「めっちゃ棒読みじゃないっすか！」
…本心なのに。
どうしたら、伝わるんやろ。
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美紀 - SixTones北斗君と大我君と樹君のオール担当です最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年9月20日 11時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - １つ１つのお話が毎回深くて、らぶちゃんが愛されてるのがよくわかってとっても好きな小説です。更新楽しみに待っています！頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: a9f42f7208 (このIDを非表示/違反報告)
ここのつ(プロフ) - らぶちゃん可愛くて芯があって推せます…！お話楽しみにしています！ (2019年7月3日 20時) (レス) id: f719349ae7 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 紅一点もののストーリーで1番好きです！続きも楽しみにしてます☆ (2019年5月2日 23時) (レス) id: 8c3a139d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーやん | 作成日時：2019年3月12日 22時
